マイナビは5月27日、「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。同調査は、2024年4月25日~30日の期間、2025年卒業予定の全国大学3年生および院1年生1,639人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、今までに内々定を得たことのある学生に内々定を得た社数を聞いたところ、4月末時点で平均2.3社という結果に。
23年卒では2.1社、24年卒では2.2社で、毎年0.1社ずつ増加しているという。
内々定保有者のうち複数内々定を保有する学生の割合も63.0%(前年比3.3pt増)となり、現段階で入社予定先を決めている割合は2年連続で増加し、25年卒では61.9%となった。
4月末に内々定を得た社数が2社以上の学生に、入社意思の低い企業に辞退の意思を伝えたかを聞くと、「まだ伝えていない企業がある(まだ伝えていない+一部の企業のみに伝えた)」という回答が55.6%で過半数を上回った。
どのタイミングで辞退を伝えるか聞くと、「志望度の高い企業の選考結果が出たら」が46.7%と最も高く、今後の選考結果を踏まえて検討したい学生が多いという。
まだ辞退の意思を伝えていない理由としては、「辞退の連絡をするのが気まずいから」(16.9%)、「せっかく内定をもらったのに申し訳ないから」(14.5%)、「どのように伝えたらよいかわからないから」(10.4%)など、辞退すること自体への悩みも1割以上の回答があったという。
3月1日以降、合同企業説明会に参加したことのある学生に、来場型(リアルイベント)の合同企業説明会で話を聞く際の判断基準を聞いたところ、「ブース内の社員の雰囲気」(31.0%)が最多となり、業種や勤務地、募集職種などの要素よりも重視されていることがわかった。
WEB視聴型の場合、最も割合が高かったのは「知っている/聞いたことがある企業」(31.5%)という結果に。同社によると「WEBの合同説明会を有効活用するためには、事前の広報活動が重要であると考えられる」としている。