東武鉄道は27日、「いちご王国」ライン(東武宇都宮線)の野州大塚駅について、「いちご研究所」(栃木県農業総合研究センター)の最寄り駅である立地を生かし、6月15日から駅舎をいちごカラーに模様替えするとともに、副駅名を「いちご研究所前」と名づけることを発表した。
2023年が栃木県誕生150周年であることを記念し、愛称を「いちご王国」ラインとした東武宇都宮線を中心に、20400型にいちごの装飾をまとわせた「ベリーハッピートレイン」、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間を走る特急車両「スペーシア」にいちごをイメージしたカラーリングを施した「いちごスペーシア」などにより、栃木県がいちご収穫量日本一であることをPRしてきた。
今回、野州大塚駅の駅舎外観と改札口エリア、待合室等を赤色とピンク色を基調としたいちごカラーと「いちご王国」のキャラクターで彩った新たな「いちごスポット」を誕生させ、「いちご王国・栃木」を盛り上げるという。
野州大塚駅では6月15日、いちご研究所長による「いちごカラー」に模様替えした駅舎と駅名看板のお披露目セレモニーや、いちご等を販売する農産物マルシェを10時から開催。あわせて東武宇都宮線全線を無料で乗車できる「東武宇都宮線フリー乗車DAY」も実施する。フリー乗車券は、フリー区間である東武宇都宮線全線(栃木~東武宇都宮間、東武日光線の栃木~新栃木間を含む)の各駅改札外または改札口にて営業時間内に10万枚を配布する。