地域の海の幸と山の幸が交わる、素材の交差点
JR真鶴駅から徒歩約5分、国道135号から福浦漁港へ下りていく道沿いにある、Root Cafeをご紹介します。
青空に映える、黄色い建物と赤いひさしが目印です。
入口にはテーブル席があり、奥には座敷席があります。老若男女、すべての人が居心地よく感じる空間です。
“カフェメシ”を想像してランチにうかがったのですが、メニューを見てビックリ!本格和食料理店と言っても過言ではない内容でした。
メニュー表には「酵素玄米と地魚お刺身セット(税込1,430円)」、「酵素玄米と地の焼き魚セット(税込1,100円~)」、「いのししハンバーグセット(1,320円)」、「酵素玄米と地魚フライセット(税込1,100円~)」などが並びます。
さらに土日限定特別メニューとして「酵素玄米とぜいたく御膳(税込2,200円~)」、「酵素玄米と地元のお魚御膳(税込1,650円)」もあるとのことでした。
この日は2名で平日に訪れたので、店員さんオススメの「酵素玄米と地の焼き魚セット」と「いのししハンバーグセット」を注文しました。
初体験につぐ初体験…
「酵素玄米と地の焼き魚セット」からいただきます。
この日の焼き魚はシキシマハナダイ。「聞き慣れない名前だな」と思っていたら、「共同経営者兼船長が、福浦沖(Root Cafeの目の前の海)で一本釣りしてきた魚です。いわゆる未利用魚で、市場にはなかなか出回りません。そういった魚も調理の工夫しだいでおいしく食べられるんです。」と教えてくれました。
焼き方は塩こうじ焼きかハチミツみそ焼きかを選ぶことができ、今回は後者に。生まれて初めてシキシマハナダイを食べましたが、あっさりとした風味がハチミツやみそによく合っていました。身もふわふわで食べやすかったです。
次は「いのししハンバーグセット」。
こういったジビエの素材も、近隣の山で獲れたものだそう。イノシシのハンバーグもいざ初体験!まず、箸でスッと切ることができる柔らかさに驚きました。臭みはまったくなく、魚だけでなく肉も鮮度が大事なのだと思いました。
そして、両方のメニューについているのが酵素玄米。「玄米は食べにくい」という印象があったのですが、モチモチの食感にむしろ箸がどんどん進みます。これまでの概念を覆すおいしさでした。
地域のおなじみさんたちが顔を合わせて食事する横で、観光客が地域の食材を使った料理に舌鼓を打つ。そんな風景にほっこりする昼下がり。時間がゆっくり流れていきます。
季節によって食材はどんどん変わるとのことですので、今、一番おいしいものを味わいにRoot Cafeを訪れてみてはいかがでしょうか?
店舗紹介
【Root Cafe】■住所:〒259-0311 神奈川県足柄下郡湯河原町福浦292■電話番号:0465-46-9849■営業時間:水曜日~金曜日 10:00~15:00 / 土曜日、日曜日 11:00~15:00■定休日:月曜日、火曜日※駐車場:あり(8台)