パーソルキャリアのプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」は5月22日、プロ人材活用の浸透を目的とした新たな取り組みとして、「相互副業プロジェクト」を開始した。
同プロジェクトでは、「相互副業」で誕生した先導的事例を「イノベーション創発」「人的資本経営」「社員のリスキリング」の観点から、今夏、特設サイトなどを通じて情報発信するとともに業界初となる「相互副業マッチングプラットフォーム」を業界で初めてリリース。企業と企業に属する個人双方が、安心して一歩踏み出す機会を提供し、副業がもつ効果を多くの企業に広めていく。
プロジェクトは、多くの企業にとって副業人材活用が当たり前になることを目指し、はたらく個人がこれまで以上に自らの「はたらく」に対して主体性を持てるよう、企業間での副業を推進するものとして、副業人材の受け入れ浸透を目指して開始。
また同社を含む企業23社が2022年、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」を発足し、「企業間での相互副業実証実験」を実施したところ、計28社114案件128名のマッチングが実現し、その結果「情報管理」「副業実践者・受け入れ企業の心理的安全性」が担保されることが判明。また、副業人材の受け入れにより多様な人材の確保が実現すること、副業実施社員の成長(リスキリング)により、送り出し企業の成長にもつながることが明らかになったとし、このような効果は両社のイノベーション創発や、人的資本経営の実現につながると考えられるという。