「僕と私と」は、結婚式に関する意識調査結果を5月23日に発表した。同調査は2024年4月3日~6日の期間、全国の23~34才社会人女性(学生除く)で、自分の結婚式を開催したことがある人、もしくは過去に他の人の結婚式に参列経験がある人6,295人を対象にインターネットを用いて行われた。
まず、結婚意向についてZ世代とミレニアル世代を比較したところ、「すでに結婚している」と答えたミレニアル世代は58.4%と、Z世代の26.4%を大きく上回った。
ただし「すでに結婚している」「まもなく結婚する」「いずれ結婚したい」を合わせた層はZ世代でも65.8%と過半数を超えており、初婚の平均年齢が男性31.1歳、女性29.7歳を踏まえると、ミレニアル世代の76.1%とも大きな差はないと考えられるという。
次に、「すでに結婚している」と回答した人に結婚式の開催意向について聞いたところ、「すでに開催した」「現在開催の準備中」「開催に向けて具体的に情報収集や比較検討をしている」「開催したことはないが今後開催したい」と答えた結婚式の開催についてポジティブな層はミレニアル世代で61.2%だったのに対し、Z世代では49.6%と過半数を割る結果に。
併せて、「今後も開催したくない」と答えたのはミレニアル世代で32.0%なのに対し、Z世代は37.4%と4割近い数字になった。
「結婚式をまだ挙げてはいないものの開催はしたい」ポジティブ層と、「開催したことはないし今後も開催したくない」ネガティブ層それぞれに、懸念事項を聞いたところ、両者ともに第1位は「費用が高い」という結果になった。
特にネガティブ層は過半数に迫る45.2%がこの選択肢を選んだほか、「結婚式よりハネムーンや新生活にお金をかけたい」が第5位で21.0%となっており、お金に関する問題は結婚式開催の大きなハードルになっていることがうかがえる。
また、ネガティブ層は「主役になる・注目されるのが苦手」(30.4%)、「大人数でにぎやかに過ごすのが苦手」(25.3%)などの項目も目立ち、結婚式特有の華やかな雰囲気に対する懸念が感じられた。
Z世代が実際にやった/やってみたい演出について聞いたところ、第1位は「お色直し」(44.3%)だった。次いで、「ケーキ入刀」(43.2%)、「親への花束・ギフト贈呈」(40.7%)と続いた。
また、Z世代とミレニアル世代との比較で最も差が出たのは「ブーケトス」。ミレニアル世代の21.0%に対し、Z世代は27.0%がやりたい/やったと回答に。
反対にミレニアル世代に対して、Z世代の支持が低かった演出は「参列者に向けた謝辞」(ミレニアル世代:21.3%、Z世代:17.8%)、「主賓の祝辞」(ミレニアル世代:16.3%、Z世代:13.4%)で、直接的で堅苦しくなりやすいあいさつよりは、会場の雰囲気やおもてなしで“気持ち”を伝えたい傾向があると同社は考える。