Amazonロッカーで商品を受け取れない状況は?
「Amazonロッカー」とは、Amazon直轄の共有宅配ロッカーのこと。全国47都道府県に約4000台が設置されていて、Amazonで注文した商品を自宅以外の場所で都合の良いときに受け取れるというメリットがあります。ただし、場合によってはAmazonロッカーで荷物を受け取れないことがあります。その状況は下記の3パターンに大別されます。
- Amazonロッカーに荷物が届かない
- Amazonロッカーに届いた荷物を取り出せない
- 注文時にAmazonロッカーを指定できない
Amazonロッカーに荷物が届かない場合の原因と対処法
配送先に指定したAmazonロッカーがすべて埋まっていると、配達員は荷物を入れることができません。その場合、Amazonから「商品の配達を試みました」というメールが届きます。
基本的にその後ユーザーは何もしなくても、配達員があらためてロッカーに向かい、空きがあればロッカーに配達します。大きな荷物の場合は収納できるロッカーが限られるため、なかなか空かないケースも考えられます。その場合は商品をキャンセルして、再注文時に配送先を変更する(別の受取スポットや自宅を指定する)といいでしょう。
ちなみにAmazonのPCサイトでは、配送状況が「本日注文済み」かつ未発送の段階であれば配送先を変更できます。Amazonアプリやモバイルサイトでは変更手続きを行えませんが、スマホでもブラウザでPCサイト表示に切り替えることで対応可能です。
届かない荷物の配送状況を確認する方法、注文をキャンセルする方法、配送先を変更する方法については、下記の関連記事で詳しく解説しています。
【関連記事】
・Amazonの商品が届かないときの対処法 - 配送状況の確認から問い合わせまで
・Amazonの注文をキャンセルする方法
・Amazonで配送先(届け先)を変更する方法 - 注文後でも可能?
Amazonロッカーに届いた荷物を取り出せない場合の原因と対処法
Amazonロッカーに商品が配送されたにも関わらず、なんらかのトラブルで荷物を取り出せない場合は次の原因が考えられます。
- Amazonからの配送完了メールを受け取れない
- Amazonロッカーがバーコードを読み取れない
- AmazonロッカーとBluetoothで通信できない
- Amazonロッカーに不具合が起きている
- Amazonロッカーの場所をまちがえている
- Amazonロッカーは開いたが、自分の手が届かない
- Amazonロッカーは開いたが、荷物が入っていない
以下、各原因の対処法について考察します。
Amazonからの配送完了メールを受け取れない場合
Amazonからの配送完了メールを受け取れない場合は、自分のメールアドレスの「迷惑メールフォルダ」にAmazonからのメールが届いていないかをチェックしましょう。迷惑メールフォルダに見あたらない場合は、Amazonの「アカウントサービス」を開いて、「メッセージ」(PCサイトでは「メッセージセンター」)を確認しましょう。
Amazonロッカーがバーコードを読み取れない
スマホ画面の明るさが足りないと、Amazonロッカーが受け取り用のバーコードを読み取れないことがあります。画面を明るくして、読み取りを再トライしましょう。あるいは、Amazonからのメールに書かれている「認証キー」(6桁の数字)をAmazonロッカーに入力する方法でも対処できます。
AmazonロッカーとBluetoothで通信できない
画面なしのAmazonロッカーで商品を受け取るには、スマホとのBluetooth通信を許可する必要があります。スマホのBluetoothがオンになっていることを確認したのち、Amazonアプリを再起動してみましょう。
Amazonロッカーに不具合が起きている
正しい手順を試しているのにAmazonロッカーが開かない場合は、ロッカーに不具合が起きている可能性があります。Amazonのカスタマーサービスに連絡しましょう。
【関連記事】
・Amazonにチャットで問い合わせる方法
・Amazonに電話で問い合わせる方法
Amazonロッカーの場所をまちがえている
注文時に間違えて、近隣にある「別のロッカー」を指定していないか確認しましょう。受取可能になった旨を知らせるメールに受け取るべきAmazonロッカーが明記されています。
Amazonロッカーは開いたが、自分の手が届かない
荷物が格納されたロッカーの扉が高い位置にあると、手が届かず取り出せない場合があるかもしれません。ロッカーが設置されている施設のスタッフ、あるいは通りがかりの親切な人に頼みましょう。
車椅子を利用している人には、常に低いロッカー(地面から38~122cm)に入れてもらうオプションが用意されています。事前にAmazonの「アドレス帳」にAmazonロッカーを登録しておき、届け先にそのロッカーを選ぶと、「低いスロットに配送する」というオプション項目から設定できます。
Amazonロッカーは開いたが、荷物が入っていない
薄い封筒に入った商品が高い位置のロッカーに配送されると、下から見たときに荷物が入っていないと勘違いしがちです。扉を閉める前に手さぐりで探したり、信頼できる背の高い人に確認してもらいましょう。
Amazonロッカーの保管期限を過ぎるとどうなる?
Amazonロッカーの保管期限は、荷物の保管期間はロッカーへの配達が完了した日を含む「3日間」です。それを過ぎるとキャンセル(返品)扱いとなり、全額返金されます。なお、Amazonロッカーは基本的に24時間利用可能ですが、スーパーやドラッグストアなどの店舗内に設置されている場合、その店舗の営業時間が過ぎると引き取れませんので注意しましょう。
そもそもAmazonロッカーの受取方法がわからない場合
そもそもAmazonロッカーの受取方法がわからないければ、荷物を取り出すことができません。Amazonロッカーには「画面あり」と「画面なし」の2つのタイプがあってそれぞれ取り出し方が異なります。下記の関連記事にて「画面あり」と「画面なし」それぞれのAmazonロッカーの受け取り方法を解説していますので、参考にしてください。
【関連記事】
・Amazonロッカーで商品を受け取る方法、設置場所の探し方
注文時に「Amazonロッカー」を指定できない場合の原因と対処法
商品を注文する段階で、配送先を「Amazonロッカー」に指定できないことがあります。実は、Amazonの商品であれば何でもAmazonロッカーに配送できるわけではありません。下記の条件に合わない商品は対象外となり、配達先にAmazonロッカーを指定できません。
- 発送重量が4.5kg未満
- 寸法が42×32×25cm未満
- Amazon.co.jpが発送する商品
- Amazon定期おトク便ではない
- 危険物を含まない商品
- 発売日に届く商品
お酒はAmazonロッカーに配送できない?
酒類をカートに入れてレジに進んでも、受取スポットを選択するリンク「もっと見る」が表示されないため、「お酒はAmazonロッカーに配送できない」と思われがちですが、実は酒類をAmazonロッカーに配送する裏ワザがあるんです。 それは、利用するAmazonロッカーを「アドレス帳」に登録しておくこと。お酒を購入する時でも、レジで配送先を変更する際にアドレス帳からAmazonロッカーを指定できます。
ちなみに「コンビニ受取」や「PUDOロッカー」「ファミロッカー」などは、事前にアドレス帳に登録していても酒類を配送することはできません。あくまでもAmazonロッカーのみで使えるワザです。
出荷元がマーケットプレイス出品者だった場合の対処法
商品の出荷元(発送業者)がAmazon以外の場合は、Amazonロッカーへの配送を指定できません。この場合、他のマーケットプレイス出品者から「出荷元がAmazon」の商品を探し出せれば、Amazonロッカーへ配送できる可能性があります。
「定期おトク便」の初回はAmazonロッカーへ配送可能?
「定期おトク便」の商品を購入する場合でも、あらかじめ「アドレス帳」に登録しておけば、届け先住所をAmazonロッカーに変更することができます。ただし、この手順では定期おトク便への申し込みがエラー(無効)となり、2回目以降の発送はありません(初回の注文は有効)。
つまり、定期おトク便でも最初の1回限定であれば、Amazonロッカーに配送できる裏ワザとも言えます(最初の1回でキャンセルした場合と同じ扱いになります)。