JR東海は24日、中央新幹線第一首都圏トンネル(梶ヶ谷工区)における本格的な掘進を5月27日から開始すると発表した。今回の本格的な掘進は、川崎市中原区等々力から川崎市麻生区東百合丘の間を掘進するものだという。
中央新幹線第一首都圏トンネル(梶ヶ谷工区)では、2023年3月から2024年2月にかけてシールドトンネル工事の安全対策や周辺環境への影響の実地確認に主眼を置いた調査掘進を行い、その確認結果について専門家に確認してもらった上で、2024年4月に計画路線周辺の住民へ説明を行った。
今後の本格的な掘進においても、調査掘進と同様に適切な施工管理を行いながら安全に工事を実施し、トンネル掘進の進捗に合わせた公道の巡回監視、地表面変位等の計測結果の公表、24時間対応の工事情報受付ダイヤルの開設など、沿線住民に安心して生活してもらうための取組みを強化するとしている。トンネル掘進の進捗に合わせ、オープンハウス型の説明会を順次開催するなど、工事に関する情報公開も継続的に実施する。