お笑いコンビのヤーレンズが、YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』で公開された動画「【人生を変えたバナナマン設楽の言葉】ヤーレンズがM-1グランプリ2023準優勝するまでの軌跡…仲良しコンビの日常や深いラジオ愛も告白【納言幸のやさぐれ酒場】」に登場。感銘を受けたバナナマン設楽統の言葉を明かした。

ヤーレンズの楢原真樹

■ヤーレンズ、コンビ組むまでを語る

動画では、ヤーレンズが芸人を志したきっかけが語られた。大学受験に失敗し、母に「NSC行ってみたら」と勧められ、渡りに船だと入学した楢原真樹。「あわよくばお笑いでお金を稼げたらいいなっていう軽いノリ」だったと話し、「それで周りの熱量とかに引いちゃうっていう。周りはガチ勢しかいないから。俺が“エンジョイ勢”で入ってるからさ」と、本気で芸人を夢見て入学してきた生徒との熱量の差を振り返った。

納言の薄幸が「(そのモチベーションで)よく続いたな」とつぶやくと、楢原は「続く理由というか、やめる理由がないから。(本気で)やるやつって、挫折しちゃうんだよ、どうしても。自分が面白いって自信満々に入ってきて、全然ウケないとか、うまくいかなくて、相方と喧嘩して解散しちゃって、そのままやめちゃうっていう。熱量あるやつからどんどんいなくなっていった」と解説する。楢原はその後もいろいろなコンビを組んだが、やる気のなさを相方に指摘されうまくいかない。あるコンビを解散したタイミングで、同じように解散した出井隼之介を見つけてコンビを組んだという。

一方の出井は“ガチ勢”。『オンエアバトル』や深夜のお笑いラジオをよく聞いていたといい、「当時、陣内さんとかケンコバさんとかが若手でやってて。バッファロー吾郎さんとか」と当時のパーソナリティの名前を挙げた。楢原に声をかけられてコンビを組むことになったが、実はそのときの楢原には「組む前に、ちょっとやる気出さなきゃなって思い始めてて」と、モチベーションに変化が。

■ヤーレンズ楢原を変えた、バナナマン設楽の言葉

その理由として、「やる気ないにもかかわらず、相方が書けないから俺がネタを書いていて。やる気がないから結果も出ないじゃん。でも、相方の人生を、ネタ書きが背負ってるわけ。自分のネタが何にもならないと、この人の人生がダメになっちゃうって気づいたときに、俺がちゃんとやらなきゃなって」と、ネタを担当している人間としての責任の重さを認識して考えが変わったそう。変化のきっかけになったのは、バナナマン設楽のラジオで聞いた言葉。「ふわっとね。そんな深い意味ないだろうけど」と前置きしたうえで、ある日のラジオでの会話の中で「設楽さん、なんか偉そうですね」と言われた設楽が「偉そうっていうか、俺がバナナマン引っ張ってきたっていうのもあるんだけど、この人(相方)の人生背負ってるから、俺がちゃんとしなきゃダメでしょって」と答えていたことを明かす。楢原は「なるほど、と思って。ネタ書いてるの俺だから、ちゃんとしようって、頑張らなきゃって」と意識が変わったことを振り返り、この告白に出井と幸は「ラジオを聞いてなんだね」「ラジオなんだ」とラジオの影響の大きさに驚いていた。

【編集部MEMO】
「納言幸のやさぐれ酒場」は、 YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』で配信中(毎週木曜17:00〜)の人気企画。納言の薄幸がMCを務め、ゲストとともにお酒を飲みながらさまざまなトークを展開。ヒコロヒー、メイプル超合金のカズレーザー、トム・ブラウンの布川ひろき、ぺこぱなど芸人のほか、横山由依、ゆうちゃみ、トリンドル玲奈をはじめとするモデルや女優もゲストに登場している。