毎年、自動車内へのお子さまの閉じ込め事案が発生しています。痛ましいニュースが流れるたびに、「どうして助けてあげられなかったのか」「何かできることはなかったのか」と心を痛めている人も多いはず。

悲しい事故が二度と起きることのないよう、警視庁警備部災害対策課の公式X(@MPD_bousai)が、「力の弱い小さな子供でも簡単にクラクションを鳴らせる方法」を公開しています。

暑い自動車内に子供が取り残されてしまう痛ましい事故が毎年発生しています。我が家では、もしもの時のために子供にクラクションの鳴らし方を教えていますが、力の弱い小さな子供でも簡単に鳴らせた方法を紹介します。小さなお子さんがいる方は、試してみてはいかがでしょうか。
(@MPD_bousaiより引用)

大人であれば、片手で簡単に鳴らすことのできるクラクションですが、力の弱い小さなお子さんはなかなか押せないようです。小学生なら大丈夫と思っていても、暑さで体力が落ちていれば難しいかもしれませんね。

警視庁警備部災害対策課さんがすすめる方法は、「水筒の底で押す」「ハンドルを両手で持ち、お尻で押す」の2つ。登園時には水筒を持たせていることが多いですし、これならお子さんでも簡単にできそう。水筒がない場合でも、お尻で押すという方法が。どちらも実際に成功したという有効な方法ですが、簡単には思いつかないものだと思うので、定期的にお子さんと確認することが重要ですね。

SNSでは、「力ないと押せないというのは大人ではわからない盲点」「万が一、万が一のために、コレ教えておこう…」「孫ちゃんと今度、一緒にやってみる」「これは大事! 我が家でも共有します」といった声が多数寄せられ、閉じ込め事案に対する世間の関心度の高さがうかがえました。

特に、暑くなるこれからの季節は、短時間であっても命の危険が。お子さんがすぐに行動に移せるよう、社会全体で知識を共有しておきたいですね。