i-plugは5月23日、就職活動状況に関する調査の結果を発表した。調査は2024年2月1日~2月3日と5月8日~5月10日、2025年卒業予定の学生(2月調査は1031名、5月調査は613名)を対象にインターネットで行われた。
2024年5月時点での就職活動の状況について、25卒学生の80.9%が「活動中」と回答した。同年1月に25卒学生を対象に実施した調査の回答と比較すると、約13ポイント減少。「活動終了」と回答した25卒学生は、約12ポイント増加した。
「6月末まで」に就活を終了したい25卒学生が最多の36.1%。昨年度の同様の調査内容と比較しても大きな変化はなかった。
就職活動終了後に打ち込みたいことを聞いたところ、「趣味」が最多の67.5%だった。また、「研究/論文制作」が55.1%、「資格取得など学校以外での勉強」が42.9%と、学業全般に関する項目が上位となった。
57.3%の25卒学生が「インターンシップに参加した企業の選考に参加やエントリーしている」ことがわかった。インターンシップの参加が、企業の選考への参加やエントリーにつながることが推察できる。
「インターンシップに参加した企業の選考に参加やエントリーしている」と回答した人に、選考に進んだ理由を尋ねたところ、「インターンシップ参加後に特別選考への参加案内があったから」が最多の50.7%で、昨年、24卒学生に実施した調査と比較すると7ポイント増加した。一方で「インターンシップ参加後、志望度が高まったから」が31.6%と、昨年より8.1ポイントと減少。インターンシップに参加することだけでなく、その後の企業からの案内も、選考に参加する意思に影響することが推察できる。
「選考へ進まなかった」と回答した理由については、「インターンシップの参加に関係なく、自身の就活の軸や志望業界が変わったから」が最多の37.2%だった。早期から就職活動を行うことで、就職する企業について考える時間も増えると推測できる。そのため、インターンシップに参加していた時点から、就活の軸や志望業界が変化したことがわかる。