映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)の完成披露舞台挨拶が23日に都内で行われ、平泉成、佐野晶哉(Aぇ! group)、佐藤浩市、市毛良枝、秋山純監督が登場した。

  • 佐野晶哉

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同作は、あるた梨沙氏による同名漫画の実写化作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)と、その写真に心を奪われ弟子入りを志願した気鋭のカメラマン・太一(佐野晶哉)の物語を描く。

■映画『明日を綴る写真館』完成披露舞台挨拶に佐野晶哉(Aぇ! group)登場

5月15日にデビューシングルを発売したAぇ! groupの佐野。平泉が「CDデビュー、おめでとうございます」と祝うと、佐藤は「やっとCDデビューなの? ああ、俺より遅いんだ!」と会場を笑わせる。

佐野の俳優としての面についてコメントを求められ、平泉は「俳優として豊かな感性がありますよね。僕が1番好きなのは、こういうところに立ってる時も、非常に自然に立ってらっしゃるところ。どんなお客さんがいるかも関係なく普通に立ってる。素直で柔らかい。俳優にとっては柔らかさも大切な問題なんですけど、『佐野くんはいいなあ』と思って、芝居やりながら横顔なんかじっと見てるとけっこうかわいい顔しているんですよ」と絶賛する。「ふと思いつきましたね、ファンの皆さんはどう思われるかわからないけど、藤沢周平か何かの小説で時代劇を彼にやってもらったら素晴らしいものができるんじゃないでしょうか」と提案する平泉に、佐野は「今まで考えてみたこともなかったんですけど、成さんが言ってくれるなら挑戦したいです」と意欲を見せ「愛していただけて本当に幸せです」と感謝した。

佐藤は「2本目だよね、一緒にやるのは。今回の彼の役って意外に難しい。自分の置き場所、立ち位置含め見えにくいところでやるんだけども、うまい具合に彼の時代の浮遊感と合致したところがあって、興味深く見れましたけどね」と表し、佐野は「よし!」とガッツポーズ。市毛も「心の動きとか、黙ってふっとしているニュアンスから語りかけてくるというか、それがすごいかっこいいなと思って。成さん世代の男性の色気と、若い世代の男性の色気と、色が違うんだけどすごく色っぽくて、見てて幸せでした」と語った。

これらの言葉に、佐野は「ベタ褒めじゃないですか。嬉しすぎます。本当に幸せです」と喜ぶ。「映画2本目なんですけど、浩市さんとは2本中2本でご一緒させていただいて、前回撮影終わった時に『佐野、芝居好きだろ。もっと芝居した方がいいよ』と言っていただいて、それが自信につながって映像のお芝居が大好きになれてるので、素敵な方々とご一緒して素敵な映画を取れて本当に幸せです」と心境を明かした。

また「初挑戦したいこと」というトークテーマでは、「第2弾を撮りたい」(秋山監督)、「死ぬまでに何か楽器を1つやりたい」(市毛)、「浩市さんの曲を作曲したい」(佐野)、「ダンスを覚えてみたい」(平泉)と回答が飛び出す。佐野は「僕が書いた曲を浩市さんが歌って、そのバックで市毛さんが楽器を演奏して、それに合わせて成さんが踊りましょうか」と提案し、市毛が「それが映画の劇伴になる」と監督の希望も盛り込む。「やりましょう、第2弾の劇伴で!」という佐野に、会場からは拍手が起こっていた。

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