東武鉄道は23日、昨年7月に運行開始した新型特急車両N100系「スペーシアX」が、2024年の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞したと発表した。

  • 東武鉄道の新型特急車両N100系「スペーシアX」が2024年の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞

全国規模の鉄道愛好者団体である鉄道友の会は、今内における鉄道車両の進歩発展に寄与することを目的に毎年審議し、最優秀と認めた車両をブルーリボン賞、優秀車両をローレル賞に選定している。東武鉄道では、1991(平成3)年に100系「スペーシア」が受賞して以来、33年ぶり2度目のブルーリボン賞受賞となる。

「スペーシアX」は「Connect&Updatable」をコンセプトに、従来の「スペーシア」がこれまで築き上げてきた伝統やブランド・イメージを維持・継承しつつ、より進化した上質なフラグシップ特急をめざし、製作された。こうしたデザイン性や機能性、多様性などが評価され、「スペーシア」が2代続けてブルーリボン賞を受賞したことについて、東武鉄道は「大変嬉しく感じております」とコメントしている。

  • 鉄道友の会ブルーリボン賞のロゴマーク

選考委員会は「スペーシアX」について、「フラグシップ車両に相応しい存在感溢れる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザイン、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配し、安定した走行・運用を実現するなど、多くのファクターが高い水準でまとめられた車両であり、会員からも高い支持を得た」と説明している。