UL Solutionsが2016年に投入したDirectX 12用ベンチマークテスト「Time Spy」が、最近「Steel Nomad」へとリプレースされたことを受け、Time Spyの実施によって蓄積されてきたスコアの変化について発表が行われた。実施者の平均スコアは2.8倍に上昇しており、GPU性能の進化についてうかがえる。

  • 3DMark「Time Spy」が2016年にローンチされて4,800万回動作。8年でGPU性能は2.8倍に

「Steel Nomad」はマルチプラットフォームに対応し、レイトレーシング描画やメッシュシェーダーを搭載しないDirectX 12 / Vulkan用GPUベンチマーク。これまでTime Spyが担っていたカテゴリで、8年経って刷新された形。今回Time Spyが8年にわたって集めてきたデータについて公開されている。

上のグラフはスコアの平均値。当初5000前後だったスコアは現味14000に届きつつあるとしており、現行グラフィックス製品の性能強化によってゲーマー全体のGPU性能も引き上げられていることがわかる。

Steel NomadはmacOSとモバイルOS向けにも開発中。現在Steel Nomadのリリースを記念して75%オフが適用されている。

  • ベンチ中に動き回ることも可能だ