お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が19日、YouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』で公開された動画「【THE SECOND】ガクテンソクの強さを分析します」に出演。『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』(フジテレビ系)ファイナリストの金属バットについて語った。
金属バットのネタが良かったポイント
第1試合、ハンジロウと戦い、291点で第2戦に駒を進めた金属バット。塙が注目したのはネタの完成度で、「金属バット、あんな感じでね、小林くんと友保くんがわりとうぇ~って感じだけど、ネタはちゃんとしっかりしてる」と手放しで称賛しつつ、「今回はあいうえお作文みたいなところで、非常にわかりやすくて、(もともと)ちゃんとしたネタなんでしょうけど、さらにちゃんとしたネタができたってところで、お客さんにもウケるし、本人たちの色も出るしってところで、すごくいいネタだったなと思いました」と分析した。
その流れで、塙は自身の体験にも言及。「僕らがコンビを組んで1、2年目ぐらいの時に、何回やってもマネージャーに『ネタになってないんだよ。なんとなくふたりの人間とか雰囲気は面白いんだけど』って言われて、それがずっとよくわかんなくて。一番最初にマネージャーさんに『そういうのがネタなんだよ』って初めて笑ってもらったのが、3文字だけで漫才を作る(ネタ)」「20何年前に作った時に『そういうのが良いネタだ』って言われたことがあった」と、“良いネタ”とは何なのかを、身をもって知った出来事について述懐した。
そして、話を今回の『THE SECOND』に戻すと、「金属バットのネタも、誰がやっても面白いネタで、さらに本人たちのキャラが乗っかってるって意味では強いネタだなと思います」と解説していた。
【編集部MEMO】
『ナイツ塙会長の自由時間』は、ナイツの塙宣之によるYouTubeチャンネル。「M-1グランプリ」ファイナリスト経験者で同大会の審査員も務める塙が、各賞レースのネタについて語る企画「ナイツ塙の漫才論」や、自身が出演するバラエティ番組『球辞苑 〜プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち〜』(NHK BS1)にならい、毎回設定したキーワードからお笑いを語る企画「笑辞苑」などが人気を集めている。2023年9月、同年6月に漫才協会会長に就任したことを受け、『ナイツ塙の自由時間』から現在のチャンネル名に変更された(動画「ナイツ塙からチャンネルについて発表があります」にて発表)。