女優の多部未華子が、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)でシンパイ役の日本版声優を務めることが23日、発表された。

  • 多部未華子

本作の主人公は、思春期を迎え、高校入学という人生の大きな転機を迎えた少女・ライリー。そんな彼女を子供の頃から見守って来た頭の中の感情・ヨロコビやカナシミたちの前に、ある日、シンパイ率いる“大人の感情”たちが現れ、感情の嵐が巻き起こる。

新たに登場する“大人の感情”たちのリーダー的存在で、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまうシンパイの日本版声優を務めるのは、映画やドラマなど数々の話題作に出演し続ける多部未華子。10代の頃から女優として活動し、その演技力で数々の映画やドラマ、CM作品で存在感を放っている多部がディズニー&ピクサー映画の日本版声優に初挑戦する。

US本社のオーディションを経てシンパイ役を射止めた多部は、「もともとディズニー&ピクサー作品が大好きで、前作『インサイド・ヘッド』も映画館に観に行き、とても好きな作品でした。今回新たな感情のシンパイというキャラクターで、自分の声で残せるのはとてもうれしいなと思いましたし、一生懸命頑張りたい」と喜びを明かした。

自身も劇場で鑑賞したという前作『インサイド・ヘッド』については「感情は誰もが持っているもので、どの感情も必要なものだから、それを物語にするのは凄く面白いなと思いました。今回はライリーが思春期をむかえることで、誰もが経験したことがあるような感情たちが登場する発想が凄いなぁ」と魅力を熱弁。

そして、本作で演じるシンパイについて、「人がわからない未来のことを先に想像して、必要以上に準備をしてあらゆる問題が起こってもどうにかなるように、ちょっとせかせかしていたり、落ち着きがなかったり、でも自分は良かれと思っているので正義感があったりと、個性的な性格のキャラクターです。他の感情とはまた一癖二癖も違った表現や声の出し方の特徴をつかむのに必死でした。シンパイという感情は生きていく上でとても大切な感情だと思うので、その良さと癖のバランスをとるのが難しかったです」と述べ、シンパイという感情について多部自身は「心配しすぎて荷物は多いタイプなので、小さいことですけれど、これ持っておいてよかった!と心配することで助けられている部分はあります」と普段から助けられていることを明かした。

さらに、本作について「思春期とか、人生の転機で感情がどんどん芽生える瞬間は誰もが通ってきただろうし、もしくはこれからも通るかもしれない道なので、誰もがぐっと共感できて泣ける作品になっていると思います。感情はどれも必要不可欠なもので、色んな感情で支え合ったり、乗り越えていったりしながら人生を歩んでいくと思うんですけど、観た後は自己肯定を高めてくれるようなキラキラした作品だと思ったので、大人の方にもたくさん共感していただける作品になっていると思います」と自信をのぞかせた。

【編集部MEMO】
日本版では、カナシミ役を大竹しのぶ、ムカムカ役を小松由佳、ビビリ役を落合弘治、イカリ役を浦山迅、ヨロコビ役を小清水亜美が務めることが決定している。

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