女優の山口智子が、22日発売の月刊誌『JUNON』2024年7月号(主婦と生活社)に登場する。
モデルからスタートし、1988年に朝ドラ『純ちゃんの応援歌』で俳優デビューした山口が同誌に登場。“自然体でカッコいい”笑顔とまっすぐで熱い言葉を送っている。
インタビュー抜粋は以下の通り。
■山口智子
大学受験も必要ないと言われていたので、試験を受けなくて済む推薦入学の道を見つけて、4年が長すぎるなら短大の2年でと、ちょっとずつごまかし、ごまかし(笑)。そんなある日、モデル事務所の方に地下鉄で声をかけられて。「若いときしかできない社会勉強」と祖母を説得し、またごまかし、ごまかし(笑)。東京滞在に期限があるなら、とにかく「今」に集中しよう! という思いでした。ひとつひとつの出会いを大切にして、全身全霊で「今」という時間を生きようと、好奇心いっぱいで目をキラキラさせて突進していた時代。だから神様が、新たな私ならではの人生の道へと、導いてくださったのだと思います。
――読者の世代では「やりたいことが⾒つからない」という悩みを抱えている人も多いですが、まさに人生を謳歌している先輩としてアドバイスしていただけるなら?
「やりたいことが見つからない」って、もろ私じゃないですか(笑)。やりたいことが見つからないまま、この道に引っ張り込んでいただきました。私は家庭の事情で自分の未来を心に描くことを避けてきましたが、私の夫は小さいときから「俳優になる!」と心に決めて、ずっと努力してきた人です。だから夫を心から尊敬し、すごいなあと憧れます。でも、いろんな生き方や選択があっていい。もし自分を求めてくださる方がいるのであれば、「ありがとう」と感謝して全⼒で力を尽くしてみる。そうしたらいつの間にか、人生がどんどん輝き出すはず。自分ごときの思い込みなんて、本当にちっぽけなものだから。向いているか向いていないかなんて、周りのみなさんが出してくれる答えなのかもしれません。
【編集部MEMO】
雑誌『JUNON』は、1976年創刊の月刊誌。テレビ、映画、音楽シーン、スポーツなど各分野で“今いちばん輝いているスター”たちが登場する。