ASUSは5月21日、先進的なAI体験を提供するよう設計された「Copilot+ PC」に準拠した15.6型ノートPC「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」を発表した。同社初のQualcomm Snapdragon X Eliteプロセッサ搭載PCとなる。6月18日に発売し、価格は249,800円。
ASUS Vivobook S 15 S5507QAは、オンデバイスでのAI処理を担当するNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)・Qualcomm Hexagon NPUを内蔵したQualcomm Snapdragon X Elite搭載ノートPC。Hexagonは45TOPS(1秒間に45兆回を超える演算性能)もの処理能力を備え、AI機能「Windows Copilot」をはじめとしたAIアプリの複雑な処理をデバイス上で行える。
独自のAIアプリケーションとして、AIアセット管理ツール「StoryCube」やAIノイズキャンセリング機能「ASUS AIノイズキャンセリング」、席を離れた際に自動でPCをロックする「ASUS Adaptive Lock」などを搭載。キーボードにはMicrosoftのAI機能「Copilot」を呼び出せるCopilotキーを備えている。
ディスプレイは16:9アスペクト比の3K有機ELディスプレイ。Dolby VisionやDCI-P3 100%をサポートし、DisplayHDR True Black、PANTONE、TUV Rheinlandの認証も取得する。このほかインタフェースも豊富に備え、最新の無線LAN規格であるWi-Fi 7にも準拠する。
ASUSは、Qualcomm Snapdragon X Eliteの下位プロセッサにあたるSnapdragon X Plus搭載モデルも、今後日本で展開する予定だ。
ASUS Vivobook S 15 S5507QAの主な仕様
- OS:Windows 11 Home 64ビット
- CPU:Snapdragon X Elite X1E-78-100
- NPU:Qualcomm Hexagon NPU
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB SSD
- グラフィックス:Qualcomm Adreno GPU(CPU内蔵)
- 光学ドライブ:―
- ディスプレイ:15.6型 OLED(有機EL)グレアパネル
- 通信:Wi-Fi 7(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4
- インタフェース:HDMI×1、USB 4.0(Type-C/Power Delivery対応)×2、USB 3.2(Type-A/Gen1)×2、microSDカードリーダー×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1
- サイズ:W352.6×D226.9×H14.7~15.9mm
- 重さ:約1.42kg
- バッテリー駆動時間:測定中
- カラー:クールシルバー