鎌倉新書が運営する日本最大級の葬儀相談依頼サイト「いい葬儀」は5月15日、「第6回お葬式に関する全国調査(2024年)」の調査結果を発表した。同調査は3月1日~4日、喪主(または喪主に準ずる立場)を経験したことのある、全国の40歳以上の男女2,000人を対象に、インターネットで実施した。
行った葬儀の種類は、「家族葬」(50.0%)が最も多く、「一般葬」(30.1%)、「一日葬」(10.2%)、「直葬・火葬式」(9.6%)と続いた。前回との比較では家族葬は-5.7%と減り、一般葬は増えている(+4.2%)。
葬儀の種類別に平均金額を割り出したところ、一般葬161.3万円、家族葬105.7万円、一日葬87.5万円、直葬42.8万円だった。
火葬までにかかった日数について尋ねたところ、「亡くなってから2日後」(35.1%)が最も多かった。次いで、「亡くなった日から3日後」(29.2%)、「亡くなった日から4日後」(10.1%)となっている。地域別に見ると最も日数がかかっているのは関東地方で、特に冬季は「火葬待ち」の傾向があることがわかった。
葬儀の準備から実施後までを振り返って後悔していることを聞くと、家族葬、一般葬、一日葬の実施者は、過半数が「後悔していることはない」と回答した。一方、直葬・火葬式の実施者は「後悔していることはない 」は38.7%と4割以下に留まっている。どのような点で後悔をしているのか尋ねると、「通夜をしなかったこと」「火葬場でのお別れの時間が短かったこと」といった声が目立った。