日経BPは5月13日、産業能率大学 小々馬敦教授の書籍「新消費をつくるα世代 答えありきで考える「メタ認知力」」(1,980円)を発行した。
α世代とは、2010~24年生まれの、24年時点で14歳以下の世代を指す。人口推計表を基に2034年の生産年齢人口の構成を推計すると、全6400万人のうち7割を占める4400万人がZ世代とα世代になるという。
同書では、Z世代との比較からα世代の価値観や行動特性を解き明かし、そんな彼ら彼女らが社会の中心を担う2030年代の消費社会について考察。冒頭では、成長年表や定量・定性インタビューを基にα世代の行動特性を探求。人口分布から見る市場規模や、α世代の消費観に影響を与える、彼ら彼女らの親世代の消費観にもスポットを当て、α世代の消費への意識を探る。
また、Z世代とα世代という、異なる2つの世代が社会の中心的役割を担う2030年代。企業やマーケターは両世代とどのように関係性を築き、社会を盛り上げていくべきか。そのヒントを提示するという。
著者の小々馬敦氏が14年から行う、若者世代の価値観と消費行動に関する調査研究、インテージホールディングスグループとの「ミレニアル世代・Z世代・α世代 3世代の比較研究」などの産学連携調査から、実際のデータに基づいた考察を行っていることも強みとなっている。
本書は「Z世代、α世代向けマーケティングの知見を深めたい」「Z世代、α世代の我が子の価値観を知りたい」「Z世代、α世代に受け入れられるビジネスを構築したい」「これからの時代に求められるマーケティングのあり方を知りたい」「これからの時代に通用するマーケターの素養を学びたい」といった人におすすめとのこと。