国土交通省とJR北海道は17日、ゴールデンウィーク期間に引き続き、お盆期間の8月12~17日も始発から15時半頃までに青函トンネルを走行する北海道新幹線の列車を対象に、トンネル内で260km/hの高速走行を行うと発表した。
通常、北海道新幹線は青函トンネル内において160km/hで走行しているが、2020年度の年末年始から時間帯区分方式による高速走行を開始し、210km/hでの走行を実施してきた。今年のゴールデンウィーク期間から260km/hに引き上げられ、お盆期間も引き続き260km/hの高速走行を実施する。これにより、実施期間中の東京~新函館北斗間は、通常よりも所要時間が5分短縮され、最速3時間52分で結ぶとのこと。
8月12日は始発から12時頃までに運行する定期列車の下り5本・上り4本と、臨時列車の下り「はやぶさ8号」が高速走行の対象に。8月13~17日は定期列車の下り7本・上り7本、臨時の下り1本を対象に高速走行を行う。
なお、期間中の貨物列車は北海道新幹線と時間帯を区分して走行する。JR貨物が期間中に青函共用走行区間を運行する貨物列車の運転計画について発表しており、利用者の要望を踏まえつつ、必要な輸送力を確保するよう関係各所と調整を進めているとのこと。詳細な運転計画は6月中に利用者へ案内するとしている。