俳優の井ノ原快彦が5月17日に誕生日を迎え、主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season7』(毎週水曜21:00~)の撮影現場で祝福を受けた。
■『特捜9 season7』テーマは“多様性”
『season7』のテーマの一つが“多様性”。班長・国木田誠二(中村梅雀)、主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)のもと、小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)ら個性強めで一見バラバラな特捜班メンバーが、多様性を増す犯罪とその背景に秘められたさまざまな人間ドラマに全力で向き合う姿を1話完結形式で描いていく。
そんな『特捜9 season7』の現場を“座長”としてけん引する井ノ原は、5月17日がバースデー。撮影現場で、羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、深川麻衣、原沙知絵らメインキャストたちがバースデーセレモニーを開催した。
井ノ原の誕生日を祝うために内緒で用意されたのは、『season7』のポスタービジュアルを再現したアイシングクッキーで彩られた、バースデーケーキ。撮影がひと段落したところでスタッフが「井ノ原快彦さん、お誕生日おめでとうございます!」と盛大にコールすると、それを合図にケーキが特捜班オフィスのセットに運び込まれ、集まったキャスト、スタッフが一斉に「ハッピーバースデー」を大合唱した。『season7』のポスタービジュアルは、今シーズンのテーマのひとつ“多様性”を反映し、“十人十色”をコンセプトに制作されたもの。特捜班メンバーの個性バラバラゆえの“強み”を色とりどりの背景で表現するとともに、彼らのはじけるような笑顔で番組の持つ前向きな明るさを伝えるデザインだが、そのビジュアルが忠実に再現されたケーキを見た井ノ原は、「このケーキ、本当にリアルでスゴイ! もったいなくて食べられない!」とビックリしつつも、「みなさんありがとうございます! うれしー!」と大感激。「毎年そうですが、こうやってみなさんにお祝いしてもらえる幸せをかみしめています。これからいろいろなことがあっても、今日のことを思い出して頑張ります!」と感謝を語った。この挨拶を聞いたキャストたちは「我らが座長!」「おめでとう~!」と口々にお祝いの言葉をかけ、スタジオは大きな拍手に包まれることに。
サプライズが大成功した後は、井ノ原とみんなでケーキを囲んで記念撮影。それぞれ自分の笑顔をかたどったアイシングクッキーを手に、ポスタービジュアルに負けない大きな笑顔を浮かべ、井ノ原を祝福した。
ドラマ公式サイトには、本日から23日中まで、「井ノ原快彦バースデー特設ページ」が出現する。
次回22日に放送する『season7』第8話には、『特捜9』ファンにはおなじみのキャラクター、伊東四朗演じる“伝説の鑑識”猪狩哲治と、Travis Japanのリーダー・宮近海斗演じる鑑識官・佐久間朗が登場する。特捜班の主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)と小宮山志保(羽田美智子)は猪狩に頼まれ、2カ月前に孤独死を遂げた女性・佐々木敏江(中田喜子)の遺品を調べることに。敏江の部屋の遺品整理をはじめると、家族も友人もいないはずの彼女が誰かを部屋によんでいた形跡を発見。さらに、生き別れた娘がいる可能性が浮上する。はたして敏江は病死なのか、それとも何者かに殺されたのか。遺品が語る“孤独死”に潜む真実、そして“母の思い”とは。
【編集部MEMO】22日放送第8話あらすじ
ある休日、特捜班の主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)と小宮山志保(羽田美智子)は、かつて鑑識官だった猪狩哲治(伊東四朗)の依頼を受け、古びたマンションに向かった。実は、猪狩の知人・佐々木敏江(中田喜子)が2カ月前に自室で孤独死したのだが、猪狩は生前、敏江から「自分はロクな死に方をしないと思う。死んだら調べてほしい」と頼まれていたという。マンション管理組合理事長・堀井一郎(真砂京之介)や管理人・小坂真子(笛木優子)によると、敏江は30年前に夫と死別。定年まで弁当工場を勤め上げたあと、猪狩も所属する俳句の会に参加したものの気難しい性格で周囲となじめず、孤独に暮らしていたらしい。発見されたときは死後数週間経過しており、持病もあったことから心臓発作と判断されたようだった。さっそく、敏江の部屋を確認した直樹たち。彼女には家族も友人もいないとのことだったが、室内には若者に人気のゲーム機や容量の大きな炊飯器も置かれ、誰かを家に呼んでいたような形跡があった。さらに、金庫の中には銀行通帳と古い写真、彼女が参加したらしい“終活セミナー”の書類が残されており、死亡推定日の少し前に銀行口座から400万円がおろされていたことが判明する。いったいその400万円はどこへいったのか!? また、写真には若き日の敏江と夫らしき人物、幼い女の子がおさめられており、敏江に娘がいる可能性が浮上。そんな中、ある人物が捜査線上に浮かぶ。それは終活セミナーのスタッフ・新田春斗(島村龍乃介)で、彼は青柳靖(吹越満)が更生を見届けてきた人物だった。敏江は病死ではなく殺人なのか、そして彼女の死に春斗はかかわっているのか。真実を突き止めるため、直樹は猪狩の“弟子”でもある鑑識官・佐久間朗(宮近海斗)に、“ある検証”を要請するが……。遺品が語る孤独死の真実とは。