マイナビはこのほど「マイナビ 中途採用・転職活動の定点調査(2024年3月) 今後3カ月以内に中途採用活動を行う企業・転職活動を行う正社員の動向」調査の結果を発表した。
調査は2024年年4月1日に企業担当者、2024年4月1~2日に個人を対象に実施され、前者は「従業員数3名以上の企業」に所属する全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当し、かつ前月採用活動を行った人、今後3ケ月で採用活動を行う予定の人、直近3ケ月に中途入社者がいた人を対象に実施。
後者は「従業員数3名以上の企業」に所属している全国の20~50代の正社員で、前月転職活動を行った人、今後3ケ月で転職活動を行う予定の人、直近3ケ月に中途入社した人を対象にともにインターネットで調査している。
今後3カ月以内に、中途採用活動する予定の企業の割合は62.8%(前月比:2.3pt減、前年同月比:同)だった。業種別に見ると、「IT・通信・インターネット」(76.3%)が最も高く、「フードサービス」(72.2%)が続いている。
なお「エリア別」でみると、「東京」(69.3%)、「北関東」(66.7%)と続き、一番低いのは「北海道」(53.2%)だった。
また、中途採用活動実施予定の理由で最も多かったものは、「退職者・休職者(産休・育休含む)の補填」(46.6%)だった。次いで「年齢など人員構成の適正化」(45.9%)、「組織の存続と強化」(43.4%)となっている。
今後3カ月以内の正社員転職活動実施予定率は16.7%(前月比:0.8pt増、前年同月比:0.3pt増)だった。転職活動実施率を年代別に見ると、最も高かったのは「20代」(24.7%)で、「30代」(20.7%)が続く。
そして、応募したい業種は、「メーカー」(28.1%)が最も多かった。次いで「IT・通信・インターネット」(22.8%)、「サービス」(15.3%)。転職活動を実施する理由で最も多かったものは、「給与を高くしたい」(56.9%)で、2位は「将来性のある会社、業界で働きたい」(34.6%)、3位は「スキルアップがしたい」(31.0%)だった。