BRITA Japanは5月14日、値上げによる家計への負担や節約に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2024年4月22日~24日の期間、全国の20代〜60代の男女659人を対象にインターネットで実施したもの。
本調査は、2022年より実施しており、今回で3回目となる。はじめに、2023年春頃に比べて身の回りのモノやサービスについて値上がりを感じるかを聞いたところ、94.1%が「値上げを感じる」と回答。3年連続で約9割の人が前年より値上げを感じる結果になった。
次に、2023年春頃に比べて、値上げによってさらに生活が苦しくなっているかを質問すると73.9%が「苦しくなっている」という結果に。こちらも3年連続で7割以上の人が生活が苦しくなっていることがわかった。
身の回りのモノやサービスの値上げによる生活への影響を尋ねると、「外出を控えるようになった」(41.7%)が最も多い結果に。次いで、「貯金ができなくなった」(38.0%)、「自炊するようになった」(34.3%)と続いた。
「物を大切にするようになった」といったようなポジティブな影響もあったが、中には「趣味をやめた」「結婚や出産を諦めた」などの悲痛な声も集まったという。
昨今のモノやサービスの値上がりを受けて、生活防衛策を講じたことがある人は半数超えの52.8%となった。手軽に始められる生活防衛策に加えて、今年からスタートした新NISA制度の後押しもあり、「株式投資」を始める人も多かったという。
生活防衛策として圧倒的1位になった「節約」について、どんな節約をしたいか聞いたところ、1位「手軽にできる節約」(64.3%)、2位「少しずつだが継続できる節約」(48.7%)という結果に。終わりが見えないモノやサービスの値上がりの中で、手間をかけずに続けられる節約が大切と考えている人が多いことがわかったとのこと。