パーソルホールディングスは5月13日、同社が実施している「ワーケーション制度」の実績と利用者アンケートの結果を発表した。2023年7月~9月のワーケーション実施後アンケートと、2023年9月のエンゲージメントサーベイをもとに分析した。
同社では2023年4月から、社員の多様なはたらき方を推進するために、移動や宿泊にかかる費用を会社が負担する「ワーケーション制度」の運用を開始している。
ワーケーションで『リフレッシュ』『作業効率向上』『関係性向上』『アイディア創出』することができたと思うか尋ねたところ、97%が「関係性が向上した」、80%が「リフレッシュできた」と回答した。
ワーケーション実施以降、チーム内で『挨拶や雑談』『業務上の相談』『意見出し』がしやすくなったと思うか尋ねると、85%が「挨拶や雑談がしやすくなった」と回答した。ワーケーション中に相互理解を深めるアクティビティを実施したチームは、未実施のチームと比べて「意見出しがしやすくなった」と回答した割合が20%以上高かった。
ワーケーションとエンゲージメントサーベイの分析結果について、参加者・未参加者で比較した。その結果、参加者の方が組織エンゲージメントが高いことが示唆された。参加組織のエンゲージメントサーベイの結果を前年度と比較しても、組織エンゲージメントの向上が確認された。