JR北海道は15日、現在進めている札幌駅リニューアル計画に関して、2024年度は駅北側の外観改良と改札内コンコーストイレの改良を行うと発表した。あわせてエキナカ商業施設の開発計画についても発表した。
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札幌駅北側外観イメージ(JR北海道提供)
札幌駅は高架化から35年以上が経過し、設備の老朽化が進んでいることから、現在実施している新幹線工事に伴う改修を契機に、インバウンド需要の回復への対応、さらには新幹線札幌延伸を見据え、北海道の新たな玄関口としてふさわしい駅をめざし、駅全体のリニューアルを計画している。
2024年度、『サツエキ×ヒトトキ』をデザインコンセプトに、駅北側の外観改良を実施する。駅を訪れる人(ヒト)の時間(トキ)を憩える(ヒトトキ)空間となるように、ガラス面を多く採用することでホーム空間を明るくし、ホームから広場を眺められるようにする。1階はレンガの暖かみと憩える滞留空間とすることで、広場と一体化した空間を創るとのこと。新幹線駅と接続するホーム階は、新幹線駅と連続したデザインとする。
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駅舎北側拡大イメージ(JR北海道提供)
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新幹線駅北側イメージ(JR北海道提供)
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札幌駅在来線商業イメージ(JR北海道フレッシュキヨスク提供)
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札幌駅在来線商業イメージ(JR北海道フレッシュキヨスク提供)
改札内コンコーストイレも改良し、トイレを1カ所に集約。キッズトイレ等を新たに整備するなど、より利用しやすく、明るく清潔なトイレに改修するとのこと。エキナカ商業施設の開発も進め、改札口南側に商業ゾーンを集積し(2018年度比約2倍)、北海道の魅力を発信するエキナカ商業施設にリニューアルすることで、駅および地域のにぎわいを創出するとしている。
駅北側の外観改良は2024年度から2027年度末にかけて実施予定。改札内トイレの改良は2024年度中に完了を予定している。駅とエキナカ商業施設のリニューアルについては、2024年度を設計期間とし、2028年度末の竣工を予定している。
