Craifは、「がんに対する意識調査」結果を、5月13日に発表した。同調査は2024年4月4日〜5日の期間、がん経験者(すい臓がん/肺がん/胃がん/大腸がん/食道がん/乳がん/卵巣がん)700人を対象に、インターネットを用いて行われた。
がんと発覚する前のがん検診の受診頻度を尋ねたところ、「受診したことがない」が約4割だった。さらに、「数年に一度程度」「数回程度」「一度だけ」と、がん検診が定期的な習慣となっていない層も含めると、合わせて約半数が定期的にがん検診を受けていなかった。
がん検診を定期的に受けていなかった理由を尋ねたところ、「面倒だから」が26.3%と最も多く、次いで「いつでも医療機関を受診できるから」(16.9%)、「経済的に負担になるから」(15.0%)と続いた。
がんと発覚する前の、がんに対する意識を尋ねたところ、不安を感じていなかった人が6割以上いることがわかった。
がんと発覚する前、がんに対しての不安がなかった理由を尋ねたところ、「自分とはほど遠い病気だと思っていた」が52.6%と最も多く、次いで「健康に自信があった」(33.7%)、「まだ若いから」(15.5%)と続いた。
がんと発覚する前に、がんについてどのくらい知っておきたかったか尋ねたところ、「早期発見することで助かる可能性が高いこと」が46.1%と最も多く、次いで「定期的な検査が早期発見のために重要なこと」(44.1%)、「早期発見できると治療の身体的な負担が小さいこと」(44.0%)と続いた。
もっと頻繁に検診を受けておくべきだったと思うか尋ねたところ、「非常にそう思う」「ややそう思う」が合わせて57.2%で、約6割がもっと頻繁に検診を受けておけばよかったと後悔していることがわかったという。
最後に、どのような検診であれば、もっと積極的に受けていたかを尋ねたところ、「経済的にやさしい検査」が55.0%と最も多く、次いで「精度が高い検査」(50.7%)、「手間がかからない検査」(48.9%)と続いた。