セイコーウオッチの高級時計ブランド「クレドール」から、緻密な彫金ダイヤルを持つ50周年記念限定モデル「GBBY975」が9月7日に発売される。5本限定で、価格は1,650万円。
キャリバー68系を搭載する薄型ドレスウォッチ「ゴールドフェザー U.T.D.」をベースに、黄綬褒章や現代の名工も受賞した照井清氏による彫金を施したモデル。
ダイヤルのデザインは50周年を機に新たな一歩を踏み出すクレドールの「門出」を表現したもので、水面に放たれた一粒のしずくから波紋が広がる様を、四層重ねの彫金ダイヤルで表す。連続した細かな円を刻む「魚々子」(ななこ)、たがねを用いた「六角荒らし」、2本の線を彫って1本の太い線に見せる「袋彫り」といった匠の技が発揮されている。
また、24個のダイヤモンドで水面に反射した日光を表現しており、これらは30分ごとの位置に埋め込まれアワーマーカーの役割も果たす。
シースルーバックの裏蓋から覗くムーブメントにも彫金が施され、こちらはクレドールの「未来への発展」を表現。一粒のしずくから大河へと成長するイメージで、波や水しぶきが描かれる。
ケース径は37.4mm、厚さは8.7mm。ケース素材はプラチナ950、ストラップはクロコダイル。21,600振動の手巻きムーブメント「キャリバー6890」を搭載し、パワーリザーブは約37時間。