山梨県は5月20日、富士山吉田ルート通行予約システムによる予約受付を開始する。
山梨県では、今夏(7月1日)から富士登山の適正化を図り、安全な登山を確保するため、登山規制や通行料徴収など、新たな富士登山のルールを設けた。混乱やトラブルを最小限に抑えるとともに、登山者の利便性向上を図り、安心して富士山に来てもらうため、通行予約システムを導入。5月20日の午前10時より、予約受付を開始する。
登山日の前日までに通行料を事前決済することで、予約可能となる仕組み。この予約システムに登録することで、人数規制の不安なく登山計画を立てることが可能となる。
希望者は「富士登山オフィシャルサイト」から「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」にアクセスし、予約・通行料支払い(1人2,000円 クレジットカードかQR決済)をする。手続きが終わると、QRコードが付いた「完了メール」が届く。登山当日は五合目の受付で端末にQRコードをかざし、配布されるリストバンドを着用することで通行できる。
予約は登山前日の23:59まで受け付け、代表者1回の処理で最大100人分の決済ができる。任意の富士山保全協力金(1,000円)の同時決済も可能。予約なしでも制限人数に空きがあれば、当日の受け付けで登山はできるが、事前予約をしていれば、人数規制を気にせずに、また五合目の窓口で支払い作業をすることなくスムーズに登山がスタートできる。