マイボイスコムは、「太陽光(ソーラー)発電」に関するインターネット調査結果を5月10日に発表した。同調査は2024年4月1日~4月7日の期間、9,403人を対象にインターネットを用いて行われた。
太陽光発電システムの設置率を調べたところ、全体では約9%だった。中国地方では約16%で、他地域よりやや高い結果となった。
太陽光発電システムの設置時期を聞いたところ、「10年よりも前」が50.9%、3年以内の設置は約16%だった。
太陽光発電システムの設置理由を尋ねたところ、「光熱費が節約できる」(71.6%)が最多となり、次いで「売電できる」(56.9%)、「自然エネルギーを活用できる」(41.6%)と続いた。「停電、災害時など非常時に電力が確保できる」(35.9%)は2015年以降増加傾向にあり、「補助金制度が活用できる」は減少傾向、「売電できる」も2018年以降減少している。
また、太陽光発電を取り付ける条件が整っているとした場合、太陽光発電システムを設置したいかを聞いたところ、「設置したい」「どちらかといえば設置したい」が合わせて3割弱だった。
次に、太陽光発電システムの魅力を尋ねたところ、「光熱費が節約できる」(52.3%)が最多となり、次いで「自然エネルギーを活用できる」「停電、災害時など非常時に電力が確保できる」が各30%台、「環境によい」「売電できる」が各20%台と続いた。
太陽光発電システムの不満・不安点については、「費用がかかる」(65.9%)が最多となり、「初期投資を回収できるか」(50.6%)、「費用対効果がどのくらいあるかわからない」「耐久性」「メンテナンスが大変」が各4割弱と続いた。
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の認知や居住経験について聞いたところ、居住経験は、「現在ZEHに住んでいる」「以前ZEHに住んでいた」を合わせて約2%だった。これらに「ZEHについて知っているが、住んだことはない」を合わせたところ、認知率は2割強という結果になった。