ベンチャーサポート相続税理士法人は5月9日、「おひとりさま相続」に関する調査結果を発表した。同調査は2023年12月13日、ゼネラルリサーチ社登録モニターのうち、子どもがいない65歳以上の既婚者・独身者1,007人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、これまでに「相続」について考えたことはあるかを聞いたところ、約半数が「はい」(48.2%)と回答。次に、「おひとりさま相続」について調べたことはあるかと質問したところ、9割が「いいえ」(91.6%)という結果に。
約半数の人が相続について考えたことがあるものの、おひとりさま相続に関して調べたことがある人は1割にも満たないことがわかった。
また、誰に相続する予定かを聞くと、「決まっていない」(64.7%)が最も多い回答に。子どもがいない既婚者や独身者の場合、相続先を決めている人は4割未満と少ないことが明らかになったという。
「誰に相続するか決まっている」と回答した人を対象に、相続先を決めた理由について尋ねると、「自分が亡くなった後に、周囲に迷惑をかけたくないから」(36.8%)と回答した人が最も多く、次いで「相続したい相手がいたから」(28.1%)と続いた。
おひとりさま見守りサービス(安否や健康状態の確認など)を利用したいと思うかを聞いたところ、約3割が「はい」(27.8%)と回答した。最後に、相続人がいない場合、亡くなった人の財産は最終的に国庫に帰属することを知っているかを質問すると、7割が「はい」(70.4%)と答えた。