大人には懐かしく、子どもには新しい
茅ヶ崎のサザン通りに昨年10月にオープンした、味わいのある昭和レトロな店構えのパン屋さん『冨貴堂(ふうきどう)』。
まるで何年も昔からこの地にあるような馴染みようですが、それもそのはず。
実は、昭和初期から60年の間、地元で愛されてきた同じ名前のパン屋さんがあり、閉店してから約30年の時を経て、令和の時代に復活したという長い歴史を持つお店なのです。
【茅ヶ崎市】コッペパンや昔懐かしいパンの店「冨貴堂」10/21(月)オープン
店主の栗田さんは、茅ヶ崎駅南口にあるやきとり屋さん「とり介」のオーナーもされており、『冨貴堂』創業者のひ孫にあたる方。
「自分の原点でもある地域の方たちに喜んでもらいたい!子供たちに夢を持ってもらいたい!」との想いから、周りの人たちの協力を得て、曽祖父のパン屋さんを令和の今に復活させたのだそう。
torisuke.minamiguti - とり介南口店
映画やドラマのセットに出てきそうなお店のショーケースに並んでいるのは、焼きそばやコロッケ、卵を挟んだお惣菜系コッペパンに、揚げたてのあげパン、アンパンやチョココロネ。
大人は懐かしさを、子どもは逆に新しさを感じるような素敵なラインアップです。
しかも、全て100~200円代という、こちらもタイムスリップしたかのようなお値段設定で、ついついあれもこれも買いたくなってしまいます。
近所の小学生が、小銭を握って買いに来る姿も。
他にも、定番の食パンやブドウ入り食パンなども販売しています。
童心に帰って、大口を開けてバクっと頬張りたくなる
朝7:00から開店しているので、朝食用にするのはもちろん、公園や海に持って行ってピクニック気分で食べるのもよさそうです。
ランチやおやつ、部活帰りの空腹時にもぴったり。
筆者はお昼用に、「カメロンパン 184円(税込)」「あげパン きなこ 194円(税込)」「焼きそばパン 194円(税込)」を購入。
子どもが喜びそうなクリクリとした目が可愛らしい「カメロンパン」は、顔も手足もサックサクで甲羅の中はふんわりとした、美味しくて楽しいメロンパンでした。
「焼きそばパン」は、学生時代の部活の後に食べた懐かしさを感じさせる味。
そして、「あげパン きなこ」は、外の砂糖ときなこはほどよい甘さと風味で、中はフワフワ。
童心に帰って、大口を開けてバクっと頬張りたくなる美味しさです。
大人は懐かしさを子どもは新しさを感じられる、昭和レトロなパン屋さん『冨貴堂』は、地元の人たちに愛されるお店を目指しているのだそう。
美味しくて懐かしいパンを、次の世代に引き継いでいって欲しいと思います。
店舗紹介
【冨貴堂】■住所:〒253-0056 神奈川県茅ヶ崎市共恵2丁目1−40■電話番号:0467-81-4158■営業時間:7:00〜売り切れまで■定休日:月・火曜日※営業時間など変更になっている可能性がありますので、ご注意ください。
アクセス
JR茅ヶ崎駅南口より徒歩7分