J:COMは5月9日、特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、同社スタッフが高井戸警察署から感謝状を授与されたことを公表した。
感謝状の対象となったのは、4月7日に起きた、コンピュータウイルス対策を装ったサポート詐欺の案件。ユーザーから「自宅PCに指定の連絡先に連絡するよう警告が表示されたため連絡したところ、指定のギフトカード4万円を購入するように言われた」という相談をカスタマーサービスセンターで受けた際に、対応したJ:COMスタッフが詐欺であることを指摘し、PCを強制終了して警察に連絡するよう案内して被害を未然に防止した。
J:COMグループは各地域の警察署と「地域安全に関する協定」の締結を進めており、グループ企業のジェイコム東京が昨年4月に全従業員の9割にあたる約1,300名が「警視庁特殊詐欺被害防止アドバイザー」を受嘱するなど、各種犯罪の被害防止活動に取り組んでいる。2023年5月にも同様の事例でスタッフが高井戸警察署から感謝状を授与されており、同署から感謝状を受けるのは今回の事件で2度目。また4月には前述の「警視庁特殊詐欺被害防止アドバイザー」を受嘱しているスタッフが小平警察署から感謝状を授与されている。