CAMELORSは、2024年最新のフリーランス・副業の「Pythonエンジニアの調査」結果を5月9日に発表した。同調査は2019年7月1月~2024年1月2日の期間、SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)2,289件を対象に、単価と稼働時間から平均時給を計算。その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算した。
Pythonは言語年収ランキングの3位を誇り、平均年収は1,249万円に上る。中央値年収はそれより少し低い1,071万円。月収では平均で104万円、中央値は89万円と高水準にある。
時給でみても、平均6,197円・中央値5,313円と高給となっており、Pythonが開発者にとって魅力的な言語であることがうかがえるという。
Pythonの案件数は全体の12.9%を占めており、案件数ランキングでは3位に位置している。また、Python案件は多岐にわたる業界で需要があり、最も多いのはSaaS分野で、全体の約22%を占めている。次いで、その他IT関連が18%、AI(人工知能)が13%と続く。
そのほか、エドテック(教育)分野でも10%、コンサルティング業界でも7%程度の案件が存在し、幅広い業界でPythonが求められていることが見て取れたという。
Pythonの開発者の大半は週2〜3日稼働が7割近くを占めていることが判明。週4〜5日の稼働も27%程度存在する一方、週1日の稼働は少数派。Pythonは他の言語と比べて、パートタイムからフルタイムまで幅広い稼働の需要があり、柔軟な働き方が可能な言語だという。