シックスセンスラボは5月8日、「更年期」に関する調査結果を発表した。調査は2024年4月4日~8日、スクリーニング調査(3月29日~4月3日実施)で「あなたは更年期と思われる症状、不調やカラダやこころの変化を経験したことがありますか?」という設問に対して「過去経験がある」「今、経験している」と回答した40歳以上の女性407名を対象にインターネットで行われた。
更年期の実態、その割合や症状、影響は?
事前調査では、40代以上の女性の6割が更年期症状を経験、または経験中だということがわかった。なお、更年期の症状、不調、変化には一般的に、のぼせ・ほてり・発汗・肩こり・冷え性・疲れやすい・頭痛・腹痛・腰痛・不眠・寝付きが悪い・眠りが浅い・怒りやすい・イライラ・動悸・息切れ・性欲の減退・性交痛・うつ状態・不安感・めまい・喉の渇き・ドライアイなどがある。
「あなたの体験した(または体験している)更年期症状をすべて教えてください」という質問では、多い順に「疲れやすい」「発汗」「ほてり」「肩こり」でそれぞれ4割を超えた。
「あなたの体験した(または体験している)更年期症状は、あなたのパフォーマンス(仕事や生活活動等の能力)にどれくらいマイナスになった(なっている)と感じましたか?」との質問では、3人に1人が30%以上のパフォーマンスダウンを経験していることがわかった。
私はこうやって乗り切った! 全国から寄せられた体験談
事前調査で更年期障害(症状)を経験したことがある、今経験していると答えた407名に詳しく聞いたところ、「不安を想像するだけで全身の毛穴が開くような汗をかいた」「指に違和感を感じる、しびれ、腫れたりしました」「ホットフラッシュがつらくて大変でした」「突然首から上だけ汗がダラダラ流れた」といった体験談が寄せられた。
対策としては、「サプリメントや命の母も有効、毎日豆乳を飲んだ。今も続けている」「エクオールを服用し、効果を少しずつ実感していて乗り切っています」「不安にならず自分が今どういう状態かを周りに伝えて理解してもらうと気が楽になる」とのこと。
また、「私は婦人科に行って相談したことによって、一番酷い時よりすごく楽になったので、まずは病院に行って相談するのがいいと思います」「だれでも起こる事なので気にしない。仕事が休める環境ならば休む。午前中に外に出て散歩して太陽の光を浴びる事」「パートナーの理解がないと日常生活おくれないので、よく話し合い、辛いこと素直にいうことが大切です」「更年期かもと感じたら、ひとりで悩まないで周りの先輩(経験者)に相談したり、サプリメントや市販薬を試したり、通院することをおすすめします。早めに動くといいと思う」「おかしいと感じた時は、30代でも婦人科を訪れた方がいい」といったアドバイスも寄せられた。