YOSCAは5月7日、ビジネスメール・チャットに関する社内教育の実態調査の結果を発表した。同調査は2024年4月、20代~50代の男女300人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 64%が上司・先輩の指導に対してストレスを感じていた

メール・チャットの書き方はどのようにして身につけたかを聞くと、最多は「上司・先輩から教わった」(35.33%)となり、次いで「何もしていない/自然と身についた」(31.33%)と続いた。

「上司・先輩から教わった」人に、上司・先輩の指導に対してストレスを感じたことはあるか質問したところ、64.6%が「ある」と回答した。

どのような点でストレスを感じたか尋ねたところ、最多は「お手本となる文章を提示してくれない」(35.62%)、次いで「改善例を示してくれない」(34.3%)、「指摘内容が具体性に欠ける」「指摘内容に一貫性がない」(各31.5%)と続いた。上位5つの回答は「指導・指摘のあいまいさ」を意味するものだったという。

  • 指導方法は「送信前に文面をチェック」が62%で最多

メール・チャットの書き方を部下に指導したことがある人に、どのような方法で指導したか尋ねたところ、最多は「送信前に文面をチェックして改善点を指摘した」(62.02%)だった。

また、指導の際にどのようなストレスがあったか尋ねると、最多は「指導するのに多くの時間・労力がかかる」(40.31%)であり、次に「相手に伝わっているのかが分からない」(37.98%)が続いた。

  • 自分が書いたメール・チャットは部下のお手本になると思いますか?

メール・チャットの書き方を部下に指導したことがある人に、自分が書いたメール・チャットは部下のお手本になると思うか質問したところ、75%が「お手本になる(お手本になる+ある程度の合算)」と回答した。