otalabは5月8日、「Z世代の仕事・働き方に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2024年4月12日~4月13日、47都道府県在住のZ世代男女727名を対象にインターネットで行われた。
「現在の勤務先に満足していますか?」と尋ねたところ、3割以上の人々が「満足していない」という結果となり、何かしらの要因で現在の勤務先に満足できていないZ世代が一定数いることが明らかになった。
続いて、Z世代の人々がどういった部分を重要視して今の仕事に就いたかを知るべく、「現在の勤務先を決定する際に重要視したことは何ですか?」という質問を行った。回答を見てみると、最も多かったのは「給与」であり、次に「土日休み」、「働き方(テレワークやフレックスを含む)」と続く結果となった。この結果から、Z世代の人々はプライベートも充実させながら働くことができる環境であることを非常に重要視しているのではないかと推察される。
では、Z世代の人々は現在の勤務先にどのような不満を抱えているのか。「現在の勤務先に対しての不満は何ですか?」と質問したところ、不満として最も多かったのは「給与が低い」、次いで「人間関係」という結果となった。この質問で「不満はない」と答えた人は約2割のみであり、Z世代の大部分が勤務先に何らかの不満を持っていることが明らかになった。
また、現在の勤務先に不満を持っている人を対象に「ご自身の不満を解決するために何か行動を起こしましたか?」という質問も行ったが、「はい」と答えた人は約4割であった。半数以上のZ世代は不満を抱えたまま働いてることがわかった。
続いて、Z世代の人々が会社での業務以外のコミュニケーションに関してどう考えているのかを知るべく、質問を行った。回答を見てみると、「必要であれば取っても良い」と考えている人が約5割で最も多い結果となった。また、「できれば取りたくない」と「全く取りたくない」と考えている人を合わせると約3割となり、一定数のZ世代は社内での業務以外のコミュニケーションに対して前向きではないことも明らかになった。
Z世代は社内の人とのやりとりをどの方法で行いたいと考えているのか質問したところ、「直接派」が約6割、「チャット派」が約3割、「電話・オンライン派」が約1割という結果となった。社内でのやりとりは直接取りたいと考える人がほとんどかと思われたが、意外にも「チャット派」が約3割を占めており、SNSの利用等で文面でのやり取りに慣れているZ世代ならではの結果となった。
続いて、「今の勤務先で3年以上働く予定ですか?もしくは働いていますか?」という質問を行った。回答を見てみると、約2割が「3年以上働く予定ではない」という結果となり、何らかの理由で現在の職場で働き続けようとは思っていないことが分かった。また、「分からない」と答えた人も約2割で、3年以上働くという確信を持っている人は案外多くないことが明らかになった。
最後に、「働き方を選べる場合、どちらの方法で働きたいと考えますか?」という質問を行った。回答を見てみると、Z世代の3割以上が「リモートワーク」で働きたいと考えていることが明らかになった。