必要なものは大体なんでも揃っている、便利な世の中。しかし、何でもあるからといって、何でもいいわけではない。むしろ、物が溢れる今の時代だからこそ、身につけるアイテムにはこだわりが必要だ。

今回はそんな感度の高いビジネスパーソンに向け、周囲と差がつけられるお役立ちアイテムをご紹介。人目につくところをピンポイントでちょっとこだわるだけで、周りからは一目置かれること請け合いだ!

■FABRIC TOKYO「オーダーセットアップ」

ビジネスシーンもカジュアル化が進んで久しいが、当然、TPO自体がなくなったわけではない。場合によっては“きちんと見え”するスーツも必要だ。

カスタムオーダーのビジネスウェアブランドを展開しているFABRIC TOKYOは今季の春夏コレクションで、ウールのスーツの10倍の耐摩耗性を持つオーダースーツ「COMBAT WOOL STRETCH」をリリースした。

肩パッドをなくし、裏地、芯を最低限とした作りで、ライトな着心地でありながら適度なフォーマル感も残しており、ビジネスシーンにしっかりハマるスタイルを実現。生地にはアウトドアやスポーツシーンなどでも採用される素材「コーデュラ」のナイロンを使用し、圧倒的なタフさを備えながら、ポリウレタンによるストレッチ性も確保した。

自宅洗濯も可能なので、これからの汗ばむ季節、大いに活躍してくれるに違いない。

■SLACK FOOTWEAR「FLIT EX」

革靴とスニーカー業界でキャリアを積んだデザイナーが手掛ける東京発スニーカーブランド「SLACK FOOTWEAR」の定番シューズが装いを新たに復刻した。それがスニーカー型ビジネスシューズというテーマを掲げた「FLIT EX(フリット・イーエックス)」である。

素材はヴィーガンレザースニーカーを採用。クラシカルな内羽根で構築し、革靴とスニーカー両軸の機能美を一足に詰め込んだ。ヴィーガンのブラックレザーは落ち着いた光沢で高級感を演出。ビジネスシーンはもちろん、デニムやチノパンとも好相性なのでオンオフ兼用で履ける。

内部の構造をスポーツシューズなどに使われるストローベル製法(中底と革を縫い合わせる袋縫い製法)にアップデートしたことで、履き心地も向上した。

■BOSE「Ultra Open Earbuds」

ボーズはこの春、耳をふさがないイヤーカフ型のワイヤレスイヤホン「Ultra Open Earbuds」を新たに発売した。耳の穴に直接挿し込む従来型と違い、ピアスのよう耳に挟むタイプのイヤホンとなっているため、周囲の環境音を聞きながらオーディオ機能も楽しめる。

デザインはツヤ感のあるエッジとメタリックな仕上がりでかなりファッショナブル。アクセサリー感覚で身につけられる。「これでオーディオがちゃんと聴こえるのか」と疑問に思う人もいそうだが、そこはさすがのボーズ謹製。独自のオープンオーディオ技術で高音質を追求し、クリアなサウンドをほとんど周囲に漏れないかたちで耳に届けてくれる。

通勤中の使用はもちろん、ここ数年はオフィスでオンラインミーティングを実施する機会も増えた。周囲とのコミュニケーションを取りつつオーディオでも没入できる「Ultra Open Earbuds」は、何かと心強いギアとしてヘビロテできるはずだ。

■Anker「Anker Prime Power Bank」

今では社会人の必需品と化したモバイルバッテリー。さまざまなブランドがリリースする中で、特に熱視線を集めているのがAnker史上最高峰のモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank」だ。

出力状況が確認できるディスプレイ搭載を搭載しており、12000mAh(130W)、20000mAh(200W)、27650mAh(250W)の3種類がラインナップ。最大容量の27650mAhはiPhone 14を約5回も充電できるほか、MacBook Pro、iPad Pro、AirPods Proなどを3台同時に急速充電も可能。持ち運びに適した12000mAhでもノートPCなどを2台同時に充電できるなど、モンスター級のスペックを誇る。

外出先で電源が確保できない状況でもこれひとつあれば安心できる、ビジネスパーソン必携のガジェットである。

■「Ploom X ADVANCED」「IQOS イルマ i」

シゴデキだけどたばこ臭い、などあってはならない。というか、その時点でシゴデキとは呼べない。少なくとも仕事中は紙巻きたばこではなく、ニオイの少ない加熱式を選ぶのがベターだろう。

JTの新型「Ploom X ADVANCED」は、独自の新加熱技術「POWER HEATFLOW」を搭載し、最高加熱温度を約320度まで向上(旧プルーム・エックスは最高温度約295度)させたことでダイナミックな吸いごたえを実現。温度と気流のコントロールによって、加熱式でありながら、たばこ葉本来の旨さを最後まで味わえる。今作からは自動加熱機能も搭載し、使い勝手も進化。流線型のスタイリッシュなデザインも大きな魅力だ。

この春に新登場した「IQOS イルマ i シリーズ」。特に「IQOS イルマ i プライム」と「IQOS イルマ i」は従来のモデルにはなかったタッチスクリーンを搭載し、使用状況などの情報が確認できるようになったほか、最大8分間のポーズモード機能も搭載して話題となった。独自のスマートコア・インダクション・システムでスティックの内側からたばこ葉を加熱し、確かな喫味とクリアな旨みを引き出している。


ビジネスパーソンの一味違ったライフスタイルを支える新アイテムの数々。ワンランク上を目指していくなら、ぜひ積極的に取り入れてみてほしい。