Appleは5月7日、ロンドンでイベントを開催し、M4チップを搭載した新型iPad Proや13インチ版も加わった新型iPad Airを発表した。Apple製品のラインナップが入れ替わる際には恒例となっている話題だが、本記事ではその影で販売終了となった旧製品を紹介する。

新型iPad Pro/Airの登場と同時に、米国ではiPad(第10世代)が449ドルから349ドルへと大幅に値下げされ、現行iPadの最安モデルとなった。日本では為替レートの変化もあり値下げ効果は一段劣るが、68,800円から58,800円へと値下げされている(価格はいずれもWi-Fi 64GBモデルの場合)。

  • iPad(第9世代)

    iPad(第9世代)

そして、これまで最安モデルとして残されていたiPad(第9世代)が公式サイトから消え、販売終了となる。2021年9月から販売されていたモデルで、これにより現行iPadはすべてLightningからUSB Type-Cへの移行が完了したことになる。

また、「Lightning端子のiPad」と同時に「ホームボタン付きのiPad」が消滅したというのも重要なポイントだ。単に安価なiPadを求める個人だけでなく、飲食店の注文端末や小売店のiPadレジ、教育用途などでも引き合いが強かった製品だけに、今後の市場の動向にも注目したい。