JR西日本は7日、ゴールデンウィーク期間(4月26日から5月6日まで)の利用状況を発表した。新型車両273系がデビューし、既存の381系を置き換える予定の特急「やくも」をはじめ、伯備線の特急列車が前年を上回る好調な利用状況となった。
特急「やくも」は岡山~出雲市間で15往復を設定。3月16日のダイヤ改正後、全車指定席で運転され、4月6日から15往復中6往復に新型車両273系を導入した。ゴールデンウィーク前後にも273系を追加導入。6月中旬以降、定期列車の「やくも」をすべて273系に統一する予定となっている。
JR西日本は、「やくも」など伯備線の特急列車に関して、ゴールデンウィーク期間中の利用者数(岡山~新見間)を約4.7万人、前年比115%と発表。新型車両273系のデビュー、国鉄時代から活躍してきた381系の置換えが話題となっていることもあってか、全車指定席化されたにもかかわらず、前年を大きく上回る利用状況となった。