LINEヤフーは5月7日、「母の日」にまつわる分析レポート「『母の日 プレゼント』実は花を贈りたい人は少なめ?」を公開した。同レポートは、同社の多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」の検索ビッグデータから「母の日」にまつわる検索動向を分析、作成された。
検索ユーザーの関心事は「今年の母の日はいつ?」
ヤフー・データソリューションが提供するデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」を活用し、母の日に関連する検索キーワードを2020年から2023年までランキング化したところ、2020年に1位だった「母の日」単体での検索は2021年以降減少しており、代わりに「その年の母の日がいつか」を調べる人が多くなっていることがわかった。またどの年も、多くの人が「母の日」に贈るプレゼントをインターネット検索で探していることもわかった。
昨年「母の日 2023 いつ」を検索したユーザー群が、その前後にどのようなキーワードで検索しているのかを時系列で調査したところ、こちらでも「母の日 2023 いつ」の検索後に「スイーツ」や「カーネーション」などプレゼントを探している形跡がうかがえる。「母の日」がいつかわかったところで、実際に贈る物を検討するユーザーの行動が見て取れる。
上記グラフの左端が「母の日 2023 いつ」の検索当日となり、右に行くほど「母の日 2023 いつ」の検索から日にちが経過してから検索したキーワードとなる。またグラフの上にいくほど検索数が多いキーワードとなる。
ギフトは花よりも実用的なアイテムが人気?
「母の日 プレゼント」と共に検索されたキーワードを分析してみたところ、「花以外」や「実用的」「スイーツ」「食べ物」といったキーワードがよく検索されていることがわかる。
円が大きいほど多くの人が検索している。また円が赤いほど女性の検索割合が多く、青いほど男性の検索割合が多いことを示している。
次に、男性の割合が多い「母の日 プレゼント 30代」「母の日 プレゼント 40代」を検索したユーザーに着目し分析した。すると「母の日 プレゼント 30代」で検索しているユーザーは30~40代が多く、母になった妻へプレゼントを贈ろうとしていることが想像できる。一方、「母の日 プレゼント 40代」で検索しているユーザーは10代以下が多く、母親へのプレゼントを探している若い世代の姿が見て取れる。