フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、戦火のウクライナから日本にやってきた避難民家族を追った『たどりついた家族3~ 母の願い 3度目の春~』を、5日に放送する。
2024年春、東京・東新宿にある小学校の入学式に向かう母と息子――マトヴェイくん(6)とマーヤさん(46)は2年前、ウクライナの戦火から逃れ、日本にたどり着いた避難民だ。次女のレギナちゃん(8)は、小学3年生になった。
マーヤさんが「ウクライナに帰りたい」と願い続けても、一向に終わりの見えない戦争。一方で、子どもたちは学校や幼稚園に通う中で日本語を覚え、友達を作り、東京での生活になじんでいく。
仮住まいのつもりだった都営住宅での暮らしは終わりが見えないまま、東京で3度目の春を迎えた。子どもたちの成長に喜びを感じながらも、母は孤独にさいなまれていく。
そんな中、日本人の和真さん(37)と結婚し、2019年から日本で生活してきた長女のアナスタシアさん(24)が、念願だった日本の大学に合格。母と年の離れた2人のきょうだいの生活をサポートしながら、人生の転機を迎えたアナスタシアさんの心にも変化が生まれていく。
2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻。それから3度目の春を故郷から遠く離れた東京で迎えた家族…彼らの願いはいつ、かなうのか。芳根京子のナレーションで見つめていく。
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