ペットメディカルサポートは5月1日、「ペットの多頭飼い」に関する実態調査の結果を発表した。調査は2024年1月25日~27日、20~69歳の犬や猫の飼い主856人(有効回答数)を対象にインターネットで行われた。
犬や猫の多頭飼いをしている人は45%
実際に多頭飼い(2頭以上の飼育)をしている飼い主は45%という結果に。内訳としては、猫のみを2頭以上飼っている人が最も多く(19%)、次いで犬と猫を1頭ずつ以上飼っている人が多い(16%)という結果になっている。
多頭飼いが先住犬・先住猫にもたらすメリットは?
多頭飼いをしている飼い主の35%が、そのメリットとして「先住犬・先住猫が活発になった」ことを挙げた。次いで、「先住犬・先住猫の社会性が身に付いた」(33%)が選ばれた。犬や猫同士が共同生活によって、互いに大きな影響を与え合っているようだ。
多頭飼いの悩みは「飼育費用」が約4割
犬や猫の多頭飼いをしている飼い主のうち、およそ4割は「飼育費用」がかさむ点に困っていることがわかった。また、新たに迎え入れた犬・猫と先住犬・先住猫との「相性が良くない」場合(29%)や、頭数分になるであろう「しつけや散歩」(28%)に苦労している様子。一方、多頭飼いによって困ったことは「特にない」という回答は28%だった。
2頭目のペットを飼うことに前向きな飼い主は少数派
現在は多頭飼いをしていない飼い主に多頭飼いへの関心を聞いたところ、「はい」と回答した人は16%となり、少数派であることがわかった。
飼育費用やペット同士の相性が心配
犬や猫の多頭飼いをしたくない理由としては、費用面の懸念が最も多く(31%)、次いでペット同士の相性を心配する回答が多く挙がった(30%)。