楽天トラベルは4月26日、今年のゴールデンウィーク(対象:2024年4月27日宿泊~5月5日宿泊分)期間の人気上昇都道府県ランキングを発表した。2024年4月17日に国内の宿泊施設の予約泊数を都道府県別に集計し、前年同期比の予約泊数の伸び率が多い順にランキングしたものである。
最も予約泊数の伸び率が多かったのは、「福井県」であった。2024年3月に北陸新幹線が延伸したことで関東圏からアクセスしやすくなり、全体で前年同期比1.2倍以上に増加。中でも、延伸の終着駅である敦賀駅周辺エリアや福井駅周辺エリアを中心に予約が好調に伸びているという。
2023年7月には福井県立恐竜博物館がリニューアルオープンしたことで、新たな話題も提供。宿泊構成別では、特に子連れでの旅行が好調に伸びており、前年同期比の約1.9倍だという。
2位にランクインしたのは、「長崎県」。「ハウステンボス」周辺エリアの伸びが特に力強く、同エリアの予約数は前年同期比で約1.3倍に伸長している。「ハウステンボス」では、期間限定イベントやバラを楽しめる「100万本のバラ祭り」を開催しており、旅行者からの注目を集めている。
長崎県全体では、男女2名利用や男性1名の利用を中心に予約が入っていて、特に子連れ旅行の伸びが前年同期比で好調だという。
3位は、「奈良県」という結果に。奈良県はインバウンドの予約数が伸長しており、「楽天トラベル」におけるゴールデンウィーク期間のインバウンドの予約伸び率は、全都道府県の中で最も高い結果とのこと。さらに、近年高級宿を含む新規宿泊施設の開業が継続的に進み、旅行者から注目を集めている。
同社によると「日本人旅行者の傾向では男女2名利用の割合が最も高く、予約数も好調に推移していることから、国内外ともに注目を集めていることがうかがえる」としている。
以降のランキングは、4位「茨城県」、5位「広島県」と続いた。