アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)4月27日は『あぶなすぎるメロン畑』が放送された。

毛利探偵事務所にメロン農家の熊谷一樹がやって来る。依頼内容は「畑を荒らす犯人を見つけてほしい」というもので、容疑者は付近に居る野生動物たちだった。困惑する小五郎だが、最高級マスクメロンをご馳走になり、メロン農家の苦労を聞いて依頼を引き受けることになる。そこへやってきたのは近所のメロン農家仲間たち。競い合ってメロンを作るライバルだという彼らは、「熊谷のメロンは頭一つ抜けてる」と熊谷を褒める。今回も熊谷の泥棒被害を心配して来ており、日頃から切磋琢磨している様子だ。その後、熊谷にメロン畑を案内されたコナン、蘭、小五郎。様々な泥棒対策を行っていたが、どれも不発に終わっている様子だ。そんな中、「泥棒!」という叫び声が聞こえてくる。コナンたちが駆け付けると……というストーリー。

集まったメロン農家たちは、“高く売れるメロン”についてコナンたちに説明してくれる。メロンが甘いのはもちろんだが、外側の網目が綺麗であることが重要なのだという。

「網目は肥料や水を増やしたり減らしたりして意図的につくるもの」「皮より早く果肉が成長することで皮にヒビが入り、それを治そうと出るスベリンが網目を作っている」「網目が均一で盛り上がっているものが良い」といった話題が出てきた。実際、網目が均一で綺麗な方が“全体がまんべんなく元気に育っている”証拠にもなっているようだ。SNS上では「網目で値段が決まるんだ!」「メロンの豆知識だ!」といった視聴者のリアクションが見られた。

今回のストーリーで話題になった、農作物の盗難や野生動物の被害なども、残念ながら実際に起こっていることだ。メロンの知識はもちろん、育てている方々の苦労も分かる内容となっており、視聴者は普段食べている農作物に思いを馳せる良い機会になったようだ。

【文:山田 奈央】