俳優の山崎賢人(※崎はたつさき)が主演を務める映画『陰陽師0』(公開中)のオフショットが29日、公開された。
■山崎賢人&染谷将太、原作者・夢枕獏氏との3ショット
今回公開されたのは、晴明(山崎)と博雅(染谷)が月夜の中、酌み交わす幻想的なラストシーンの撮影現場でのオフショット。奈良公園・鷺池に浮かぶ浮見堂を背に、原作者・夢枕獏氏と山崎、染谷の姿が収められている。同シーンは原作でも描かれており、夢枕氏も映像化を熱望していたそうで「山崎さん、染谷さん素晴らしかったです。自分で2人の関係性はよく分かってますが、もう落涙しそうになりましたよ」と賛辞を送っている。
夢枕氏は、佐藤嗣麻子監督とは旧知の仲で「35年くらい前に作る約束をして、ようやく完成した。最高傑作になっていると思う」と話す。試写室にて鑑賞した際には涙したそうで、「山崎さんの晴明、染谷さんの博雅、ともに僕が想定していたよりも、ステージが遥かに上の仕上がりで、脚本も読んでいるのに、ストーリーもわかっているのに、泣いてしまいました」と明かす。さらに「僕は原作だから、自分だけに響く場面とかあったりするんです。晴明と博雅が、最初はちょっと仲悪くて、でも『俺は悪口言っていいけどお前が言うなよ』みたいに、急に弁護するところとかね。そうなんだよなっていう感じです」と原作者ならではのポイントを挙げている。
【編集部MEMO】
映画『陰陽師0』は、夢枕獏氏の小説『陰陽師』主役の安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー。原作・夢枕獏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督を務め、呪術監修に「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えている。
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