エレコムは4月25日、次世代規格「Wi-Fi 7」に対応した無線LANルーター「WRC-BE94XS-B」を発表した。最大通信速度5,765Mbpsと高速。予想実売価格は30,000円前後。5月上旬より発売する。
次世代規格Wi-Fi 7(11be draft)に対応する無線LANルーター。混信の少ない6GHz帯を使用でき、帯域幅もWi-Fi 6の160MHz幅から320MHz幅(6GHz帯のみ)に拡張。最大通信速度(理論値)は5,765Mbpsに達する。そのほかの帯域の最大通信速度(理論値)は、5GHz帯で2,882Mbps、2.4GHz帯で688Mbps。プラットフォームはQualcomm Immersive Home 326だ。
機能面では、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHzGHz帯の3つの帯域を使っての同時通信が可能なMLO(Multi-Link Operation)に対応。より高速なデータ通信が行え、大容量ファイルも高速でダウンロードできるようになっている。
そのほかにも、1ユーザーに複数のリソースユニットを組み合わせて割り当てることで周波数利用効率が向上するマルチリソースユニット、電波干渉を避けて途切れない通信を可能にするプリアンブル パンクチャリング技術、集中して電波を送信するビームフォーミングZなどにも対応する。
アンテナは2.4GHz帯 / 5GHz帯 / 6GHz帯でぞれぞれ送信×2本、受信×2本を内蔵。無線LANセキュリティは、WPA2 Personal(AES)、WPA3 Personal(AES)、WPA2/WPA3 Personal(AES)で、MACアドレスフィルタリング(最大60エントリ)やマルチSSIDなども設定可能だ。
有線インタフェースは、2.5GbLAN×3、10GbpsWAN×1。本体サイズは約W65×D180×H247.2mm、重さは約1.5kg。対応OSは、Windows 10 / 11、macOS Sonoma 11以降、Android 10以降、iOS 15以降、iPadOS 15以降。