女優の稲垣来泉が、映画『ブルー きみは大丈夫』(6月14日公開)でハリウッド映画の主演吹替声優を務めることが26日、発表された。
ライアン・レイノルズとジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んだ本作は、「子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でもそばで見守ってくれているとしたら……」という独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。
先日、もふもふブルーの吹替を宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が務めることが発表されたが、このたび、ブルーを助けるために立ち上がる少女ビーの声を稲垣来泉が演じることが決定。あわせて、宮田と稲垣が声を吹き込んだ、ブルーとビーの不思議な出会いを描き出す日本語吹替版予告編が公開された。
ビー役に大抜擢された稲垣は、4歳でドラマデビューをして以来、『ちむどんどん』をはじめ、NHK連続ドラマ小説に3度出演、菅田将暉と小松菜奈主演の『糸』(20)、永野芽郁主演『そして、バトンは渡された』(21)などの映画出演や、『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』(20)の声優出演を果たすなど、さまざまなドラマや映画で活躍。2024年になってからは世界中から熱い視線を集めたNetflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』に忍び一家の長女・凪の幼少期役で出演し、4月からは『nicola』専属モデルに決定するなど、13歳でありながら確かな実力と豊かなキャリアの持ち主だ。
このたび、ハリウッド映画の主演吹替声優に大抜てきされた稲垣は、ビー役の声を演じるにあたり「本当にすごくうれしいです。映画の吹き替えを今年のお仕事の目標の1つとして決めていたのですが、こんなにも早く叶えられると思っていなくて。ワクワクした気持ちでアフレコスタジオに向かいました」と喜びを抱えながら収録を行ったことを明かす。
ビーは想像力が豊かな子供が見ることができる“空想の友達”を助けるために、彼らとともに冒険を繰り広げることになるが、ブルーの印象について稲垣は「最初は大きくてもふもふで・・結構怖いのかなって思っていた」と告白しながらも、「コロコロ変わる表情を見て、“可愛い!”と思ってからは、私の癒しの存在になりました!」と今やすっかりブルーの虜に。
ビーを通して繰り広げた冒険を振り返り、「自分は1人じゃないんだ、支えてくれている人がいるんだ、ということをこの物語で知ることができました。どんな時でも、1人じゃないと思えることが最大の強みになって、頑張ろうと思えます。感動もしますし、深い映画なので、ぜひ見ていただきたいです」とメッセージを送った。
そんな稲垣とともにハリウッド映画で初の主演吹替に挑んだブルー役の宮田は、稲垣を絶賛しており、「声が本当にきれいでした! まさにビーという感じがしました。一緒に収録していて、“やめて”とか、そういうセリフ一言が(心に)しっかり刺さるんですよ。それがやっぱりすごいなと思いました」と稲垣の力強い存在感に賛辞を贈った。
2人の温かな掛け合いは、あわせて解禁となった吹替版予告編で確かめることができる。日本のためだけに制作された完全日本オリジナル予告の映像で語られるのはブルーとビーの不思議な出会いによって動き出す2人の運命。幼いころに母親を亡くしたビーは突如現れた大きな謎のもふもふに戸惑うばかり。ビーは、おしゃべりな大きなもふもふに圧倒されながらも、子供たちに忘れられその存在が消えてしまう運命にある“空想の友達”を救う決心をする。
【編集部MEMO】
本作は、『デッドプール』シリーズや、『フリー・ガイ』(21)をはじめ、キレキレのユーモア溢れるキャラで世界中を虜にしてきたライアン・レイノルズと、『ウォーキング・デッド』シリーズのジュディス役で注目を集めた天才子役ケイリー・フレミングが主演。ブルーのことが見える少女ビーをケイリー・フレミング、ビーを助ける、同じマンションの住人であり、大人だけどブルーの事が見える隣人をライアン・レイノルズが演じる。
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