JR東日本長野支社は25日、小海線の岩村田駅で駅舎の建替えを行うと発表した。6月から工事を開始し、新駅舎の使用開始時期は2025年3月を予定している。
岩村田駅は1915(大正4)年に開業。今年で109年となる。現在の駅舎は設置から88年が経過し、老朽化が進んでいる。新駅舎は、地域の人々がより快適に利用でき、地域交流の拠点として、にぎわいをもたらす新しい駅をめざすという。
外壁・内装、膜屋根の構造に木材を使用し、木のあたたかみを感じられるデザインに。大きな膜屋根とベンチを設け、地域の人々の憩いの場をつくるほか、長野県産の木材を使用し、地域の森林整備や環境保全にも貢献する。
新駅舎は木造平家建てで、延床面積は約67平方メートル、膜屋根は約85平方メートルとされている。新駅舎の使用開始に合わせ、上りホームの幅を拡大し、通勤・通学時間帯の混雑緩和を図るとしている。