4月25日(木)18時から東京ドームで行われる巨人×中日戦は、手持ちのスマートフォンやヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)を使うと、カメラが存在しない場所からの自由視点映像が楽しめる特別な中継を実施します。

  • 4月25日の巨人×中日戦は、スマートフォンやヘッドマウントディスプレイを使うことで、地上波中継では不可能な自由視点映像の中継が楽しめる

日本テレビ系の巨人戦中継「DRAMATIC BASEBALL 2024」の特別企画として、今回初めてインターネットを用いた新しい形の中継を実施します。スマートフォンなどでVR配信サイト「Blinky」(会員登録不要、無料)にアクセスすると「キャッチャー視点」「ファースト視点」「三遊間視点」の3つのアングルが選択でき、スマホを動かすとグラウンドを360度見渡せます。デバイスはスマートフォンのほかに、パソコン、タブレット、「Meta Quest 3」などのヘッドマウントディスプレイにも対応しているので、より没入感の高い映像が楽しめます。

  • 今回の中継では、「キャッチャー視点」「ファースト視点」「三遊間視点」の3つのアングルが自由に切り替えられる

  • Meta Quest 3などのヘッドマウントディスプレイを用意すると、特に没入感のある映像が楽しめる

この中継映像は、キヤノンが開発した自由視点映像システム「ボリュメトリックビデオ」を用いて生成されたもの。東京ドームに設置された101台の専用カメラがとらえた映像をもとに、選手たちを自由な位置や角度で見ることのできる3D映像をリアルタイムで生成。カメラが存在しない三遊間からの視点など、これまでの中継カメラでは不可能な映像が楽しめるのが特徴です。

  • ボリュメトリック映像撮影のためにキヤノンが東京ドームの天井付近に設置しているカメラ。シネマカメラ「EOS C300 Mark II」をベースにグローバルシャッター化したカスタムモデルで、望遠ズームのシネレンズ「CN-E70-200mm T4.4 L IS KAS S」を装着している

  • 東京ドーム内には、ボリュメトリックビデオ用の編集ルームが用意されている

  • ボリュメトリックビデオで生成された自由視点の映像。ピッチャーが半透明で描写されており、明らかに従来のセンター方向のカメラがとらえた映像でないことが分かる

配信時間は4月25日18時(試合開始)から試合終了まで。対応ヘッドマウントディスプレイは「Meta Quest 2」「Meta Quest 3」「Meta Quest Pro」「PICO Neo3」「PICO 4」。一般のテレビで地上波の中継を流しながらBlinkyによる中継を表示させれば、選手たちのプレーが超至近距離で楽しめます。利用は無料で登録の必要もないので、対応ヘッドマウントディスプレイを持っている人はぜひ試してみてください。