もうすぐ大型連休です。旅行や帰省を計画中の方も多いでしょう。空港へのお迎えや混雑した場所での待ち合わせなどに、連絡手段としてスマホが手放せませんね。でも、iPhoneを使っている人同士なら、「いまここ」の共有がもっと簡単にできます。連絡の負担を減らしつつ、安心して連休を楽しむために活用してみてください。

便名でフライトをリアルタイム追跡

飛行機の到着予定が変更になるのはよくあること。でも移動中の人がお迎えの人に連絡するのは難しいですよね。そんな時は、あらかじめ「メッセージ」や「メール」で飛行機の便名を知らせておきましょう。受け取った人は、便名をタップするだけでフライト状況をリアルタイムで追跡できます。

この機能に対応しているのは各航空会社の国際線およびJAL、ANAの国内線です。その他の国内線のみを運行する航空会社については、現在のところ残念ながら対象になっていないようです(記事執筆時点、日本国内)。

  • お迎えを頼む相手宛にメッセージやメールで便名を送信します。受信した側は、便名をタップして[フライトをプレビュー]をタップ。現在の飛行機の位置と到着予定時刻が表示されます

ANA国内線をご利用の場合は「ANA***」の便名では認識されません。「ANA」の部分を「NH」に置き換えて送信すればOKです。「NH」は国際線で使われている全日本空輸の短縮表示です(同社の前身が「日本ヘリコプター輸送株式会社」であったことに由来します)。

  • 「ANA***」と送信しても反応しません。数字の部分は変えずに「ANA」を「NH」に置き換えればOK

誰とでも一時的に位置情報を共有

旅先の慣れない場所や混雑した場所で、家族や友人とはぐれてしまうと大変です。そんな時、iPhone同士ならメッセージから簡単に位置情報を共有できます。専用のアプリやGPSタグを用意する必要はありません。また、時間を区切って共有したり、手動で共有を終了させることもできるので、プライバシー上も安心です。

  • 「メッセージ」で位置情報を共有したい相手のスレッドを開き、[+]をタップ。[位置情報]をタップします

  • [共有]ボタンをタップして、共有期限を選択します(ここでは「明け方まで」)。入力欄に地図が表示されたら[↑]をタップして送信します

  • 位置情報の共有を受け取った側は、届いた地図をタップすると大きな地図で送信者の場所を確認できます。また、相手のいる場所までの経路を表示したり、自分の位置情報を相手に共有することも可能です。

位置情報の共有は、設定した時間になると自動的に終了します。また、手動で終了させることもできます。

  • 送信済み位置情報の左上にある時間表示をタップ。[自分の位置情報の共有を停止]をタップします

無事の帰宅を知らせてくれる「到着確認」

連休が終わり帰省先から自宅へ。親族のもとを離れる際、「着いたら電話してね」と言われることはありませんか? でも、家に戻ると疲れていてつい忘れてしまうこともありますよね。そんな時は「到着確認」を設定しておきましょう。自分が自宅に到着すると、自動的に相手に知らせてくれます。

  • 「メッセージ」で到着確認を送りたい相手宛のスレッドを開き、[+]→[その他]→[到着確認]の順にタップ(初回はここで説明画面がいくつか表示されます)。送信画面が表示されたら[編集]をタップ

  • 移動手段を選択して[完了]。目的地はデフォルトで自宅に設定されます(変更も可能)。元の画面に戻ったら[↑]をタップして送信します

これで設定完了です。あとは何も気にせず帰路につきましょう。自宅付近に到着すると自動的に到着確認の通知が送信されます。

  • 自宅付近に近づくと、到着したことが相手側に送信されます

予定時刻になっても目的地に到着していない場合や、目的地でない方向に向かっている場合は、受け取った側のiPhoneにその旨を伝えるアラートが届きます。

追加のアプリやGPSタグなどを用意する手間なく、iPhoneの機能で便利&安心な連休をお過ごしください。